埼玉県神川町の「カタクリの花まつり2006」にSHIZUKUが呼ばれてタマリン紙芝居をやってきた。埼玉県とはいっても場所は鬼石町の隣の旧神泉村の一角。ゴルフ場敷地に近い飯盛山(別名:大神山)のすぐ下である。ステージから見上げるとその山頂の木々が見える正面。かつて僕も相方もこの山をモチーフにして個展作品をつくったことがある。縁を感じた。しかもステージの司会は近所の林業家Aさんの娘さんで、彼女とは僕らが主催した東京でのイベントで会っていたことがあるのだ。
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芋がらを食べながら
昼間はイラストマップの仕事。夜は近所のIさん宅に遊びに行く。神流日記(初期HPの日記)にもたびたび登場するIさんはこのH集落出身で現在は高崎に暮らし、実家はお母様が一人で住んでおられる。Iさんは週末を利用して高崎からいろいろと実家の手伝いに来られている。今日は昨年同様「新酒どぶろくを仕入れたから飲みましょう」とのお誘い。どぶろくもさることながら。お母様の話や手料理も楽しみなのであった。
芋がらの煮たものや、手作りの干し芋が美味しかった。僕らは連載中の『現代農業』を1冊差し上げ(Y先生やイタルさんの似顔絵がウケた)、ギター持参で歌を3曲披露した。皆が知っている歌を持ち歌にしておくのはこんなとき大切だな。Iさんのお母様は万場の生まれで、H集落に嫁いでからはひたすら山村での暮らしを貫いてきた方だ。畑仕事、家事、お蚕と、その経験と知識は広く膨大なものであろう。
以前教わった灰汁でコンニャクがうまく作れたことを報告すると「そう、灰を使ってやってみたかい」と喜んでくれ、「話し聞きたいならいつでも来ればいいよ」とおっしゃってくださった。
ライブ終了、カーンの映画
いよいよ僕らのライブ。会場は川越市民会館。古い建物だが観客席は1,200席、舞台も広い。裏に楽屋があって畳敷きや鏡が設置してある。テレビなんかで見ていた楽屋そのものだ(あたりまえか)。10:30からリハーサル。今回は僕らは舞台の端の方で歌い、背後のスクリーンにタマリンの紙芝居や神流アトリエの映像を流すという趣向だ。
なんといっても今回のイベントの最初を飾るもので観客数も多く緊張も高まる。スポットライトも強烈だ。ギターも歌も少しばかりトチったけれども、なんとか無事終了。お客さんや関係者の方々には喜んでもらえたようだった。その後、基調講演(黒川紀章氏)やパネルディスカッションを聴いた。休憩時と終了後はホールでCDや書籍を販売した。会場では森林NPOやボランティア関係者と思わぬ再会があって嬉しかった。
ライブの準備
数日前からギターと歌の練習を続けている。29日の川越のイベントでのショートライブでは、タマリンソング2曲と「この町で」の計3曲をやる予定で、そのバックには紙芝居映像と神流アトリエでの活動写真をパワーポイントで流してもらう予定だ。会場は「川越市民会館」、座席数は1200人。このイベントでのゲストスピーカーは建築家の黒川紀章、演題は「共生の思想と森づくり」ということだ。 “ライブの準備” の続きを読む
梅が丘小、子どもたちの感想
先日、茨城県水戸市立「梅が丘小学校」のG先生から、「2005.11.2/紙芝居講演」のお礼のお手紙をいただきました。
「大内先生、川本先生・・・先日は、楽しい講話をありがとうございました。むささびタマリンのおはなしを通して、自然の中の生き物や森林の大切さ、そして、森林に自分から関わっていくこと、など一人一人がそれぞれに感じ取ることができました。紙芝居のもつ独特の雰囲気の中、自分たちがずっと歌ってあたためてきた歌を、先生たちと一緒に歌うことで、小どもたちは、先生方やタマリンと同じ世界を感じていたように思います。私も、あの時、歌を聞きながら胸が熱くなりました、感動の時間をありがとうございました。あの感動と、得た知識は子どもたちがこれから成長する中での栄養となっていくことと思います(中略)。先日の講演会の感想がまとまりましたのでお送りします(後略)」
以下、お送りいただいた生徒さんたちの感想の一部です。イラストも紹介します。心あたたまるお手紙、感想、励ましをありがとうございました。