カタクリに呼ばれて


埼玉県神川町の「カタクリの花まつり2006」にSHIZUKUが呼ばれてタマリン紙芝居をやってきた。埼玉県とはいっても場所は鬼石町の隣の旧神泉村の一角。ゴルフ場敷地に近い飯盛山(別名:大神山)のすぐ下である。ステージから見上げるとその山頂の木々が見える正面。かつて僕も相方もこの山をモチーフにして個展作品をつくったことがある。縁を感じた。しかもステージの司会は近所の林業家Aさんの娘さんで、彼女とは僕らが主催した東京でのイベントで会っていたことがあるのだ。

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カタクリの群生はなかなかすばらしかった。ゴルフ場の持っている敷地だというが、長らく放置されてヤブ状態になっていた場所らしい。球根で生きるカタクリは案外しぶとい。ヤブの中で生き延びていたところ、下刈りに救出されて一気に萌え出てきたのだろう。しかしカタクリはまだいい。オミナエシやワレモコウは、こうはいかない。里山の人の生活サイクルに寄り添って生きる美しい動植物たちが日本にはたくさんいる。この暮らしを失ったいま、消滅する種も多いのだ。

ステージを終えて、サクラを見にドライブに行った。七輿山古墳のサクラはまだ開花せず。それで太田の辺りまで行ってみた。ちょうどジョイフルの画材屋で筆を買おうと思っていたところだった。群馬を走っていると古民家が多いのに嬉しくなる。養蚕農家の大きな建物がそこかしこに残っている。新建材の住宅と郊外店の中で、小さな島のように・・・。

Copenの距離計が2万キロを超えた。


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