瀬戸内は海藻の宝庫


また海藻のパスタ(しつこい!ww)。今日は生のりじゃなくて前回冷凍しておいためかぶのミンチ。それにブロッコリーを足して。

ベースはペペロンチーノなんだが、シンプルなだけに難しいね、でもうまくいくとコンソメなんか入れなくても十分美味しいものができる。もちろんパスタとオリーブ油の質が重要なのは言うまでもない。

冷蔵庫にレンコンが残っていたので生ひじきと油揚げ・ニンジンを使って煮物を。ここでもオイルを使って先に炒めてから味付け。オイルは菜種油にごま油をちょっとだけミックス。

途中からこのひじきの煮物をパスタに混ぜて食べる。なんだか見た目もよろしいね♬

海藻と野菜とオイルの組み合わせにすっかりハマってしまった。この頃はあの大好きだった牡蠣を見ても全然触手がわかないのだった。

ここでもういちど海藻の栄養的効果をおさらいしておく。

1)海藻はミネラルの宝庫であり、ビタミンCもたっぷり含まれている。とくに海藻のビタミンCは熱に強いので調理で減らない。

2)海藻の豊富な水溶性食物繊維は血液を浄化し、細胞膜に欠かせない成分となって健康を守る。

3)海藻は意外にも高タンパク食品で、かつ9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。αリノレン酸も豊富。

4)海藻には有害物質を吸着して無害化する浄化能力がある。

5)海藻とくに海苔にはビタミンB12が豊富に含まれていおり、昔からヴィーガンのような食事を続けてきたのに日本人には「ビタミンB12欠乏貧血症」が見られない。

※赤血球を作るのに欠かせないビタミンB12は動物性食品にしか含まれていなといわれ、海外のヴィーガンはこれをサプリメントで補うのが常識となっている。

6)海藻のネバネバ成分(コンブ、ワカメ、モズクなどの海藻に含まれる、フコイダンと呼ばれる多糖類)はガンの予防効果・抗ウイルス効果・抗アレルギー効果が高い。

僕もずいぶん食と栄養について調べてきたけれども、これら海藻に関する知識はだいぶ欠落していたかも? 菜食・ヴィーガン仕様になってスーパーの鮮魚コーナーで海藻に目を向けることになり、あらためて瀬戸内海が海藻の宝庫でもあることに気づいたのだった。

ちなみに手元にある『牧野・新日本植物図鑑』には108種類の海藻類が記載されており、食用と書かれたものも多い。あらためて日本が海藻王国であることを実感する。

『牧野新日本植物図鑑』(北隆館1961)

春は海藻のベストシーズン、というわけでまだまだ海藻料理の探求は続く。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください