久しぶりに「大地の再生」の講座を取材に出かける。その前に原稿1本、ある機関紙に「大地の再生と里山整備」について書くことになった。いまどき普通のライターはどんな入稿方法をとっているのか知らないが、僕の場合はインデザイン(Adobe InDesign)で誌面と同じレイアウトに文書を流し写真やイラストを入れるので仕事が早い。
PDFの原稿を編集部に送り、取材は明日から3日間あるのでノートPCにデータを入れて出発したのは16時過ぎ。行き先は京都府の南山城村である。京都府の南東端にある京都唯一の村で、お茶の産地で名高い。現場には21頃着。なんとか前入りできた。すでに数名が集まって宴会の只中。テーブルには琵琶湖の小鮎の煮物や・・・
この地で獲れたというシカ肉の燻製などが並んでいた。煮物も燻製も今回の現場の施主リンダさん作。彼女は日本のスムージー・ショップのパイオニアなんだけど、燻製までやっちゃうのか・・・w
今回は住宅敷地の崖崩れの場所である。薪火と遊ぶワークショップでお世話になったり、以前アトリエに泊まりに来ていっしょに剣山へ向かったことがあるリンダさんのお家で、崩れた崖の上には自宅にしている小屋と、以前「天理教」教会が使っていたという舞台のあるやや大きめの木造家屋がある。
隣接して古民家で自然農と囲炉裏で暮らすMさんの家がある(今回はMさんの敷地も含めぐるりと施業する)。以前その囲炉裏を見せていただいたり、Mさんの野菜を使ったレストラン「山のテーブル」でご馳走になった経緯がある。
お土産にタクアンを3本差し入れしたのだが、車内でかなり臭うので、途中PAでトランクルームの道具入れにぶち込んで厳重に蓋を閉めことなきを得た(笑)。この夜も切って出してもらったのだが、写真を撮り忘れたので、翌朝のものを。
矢野さんは明日の朝到着らしい。その夜は皆と2時近くまで話し込み、その後シュラフで雑魚寝した。ところが、窓際の位置をとったらメチャ寒くてほとんど眠れなかった。高断熱の近代住宅に住み慣れて感覚がマヒしかけている僕がバカだったのだ。
たまには野宿でもして鍛え直さないといけないな(笑)。