南海フェリー、ゆの里の水、Mさんちの囲炉裏


2/27~3/1に「大地の再生」講座が行われた京都南山城村のリンダ邸を再訪する。災害復旧+大地の再生・・・という極めて重要なテーマを持つ現場なので、報告書を頼まれている。今回は徳島からフェリーで和歌山に入る。

途中、和歌山県橋本市の温泉施設「ゆの里」に立ち寄って、農場のIさんにお会いする。前回のリンダ邸で参加者として来ていたIさんの水の話が面白く、「ゆの里」の湯質と施設にも興味が湧いたのでアポをとっておいたのだ。

「ゆの里」は地下からくみ出した2種の湯をブレンドしたりして使っているのだが、コンパクトに実質的にまとまっていてすばらしい施設だった。無農薬無肥料栽培のファームや研究所を持っており、その野菜を用いたレストラン施設もある。温泉水の薬効や病気快癒の事例も多いらしく、施設が30年以上続いてまだ人気があるというのもうなづける。

僕はサウナは苦手でたいがい5分も保たずに出てしまうのだが、ここ「ゆの里」のサウナはずっと入っていられた。原水をミスト状にして使っているという。リクライニングルームも良かった。20リットルのポリタンを購入して地下水をもらってきた。温泉に入った人は水はタダで汲めるシステムなのだ。

南山城村は京都の南端にある。奈良と三重の県境に近い。この辺りはまったく地の利がないので、カーナビに頼りっぱなしである。今晩はMさんの古民家で囲炉裏端で食事をする約束をしているので、僕はすき焼き肉を持参していった。

同じ村で無農薬有機農法でお茶栽培しているOさん他もやってきて、囲炉裏の話で盛り上がる。Oさんは囲炉裏を作りたいのだがうまくいかなくて悩んでいるというので、明日の帰りに見にいく約束をした。

Mさんの古民家は大工や左官の手が入って素敵な改装をみせているのだが、残念なことに自在カギに実用性がなく飾りとして吊るしてあるのだった。煙抜きは閉めてしまったので炎をあげることは出来ず炭使いであった。

それでも囲炉裏は楽しい。おひらきになって片付けが始まったときに、僕は囲炉裏に手を入れて炭に灰をかぶせて消さずに保温しておいた。朝になって掘り起こすと真っ赤な炭が現れて、炭を足せばすぐに調理にとりかかれる。そして灰均しで模様を描くとまたキレイなのである。


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