雪の剣山紀行、わら家、豆のカレー


すばらしい天気になった。彼らとは10時過ぎに貞光の道の駅で待ち合わせることにしていた。国道438号線を美馬方面に進む。ちらちら見える讃岐山脈が雪をかぶっている。剣の山頂付近はきっと雪だろう。

438号線のトンネルを越える手前に大きなカツラの木がある。僕はカツラの木が好きで、山暮らし時代から気になる木だったし、そんなわけでアトリエの敷地にも真っ先にカツラを植えたのだ。

カツラの学名はCercidiphyllum japonicumとあるとおり日本と中国にのみ自生する特産科で、英名はKatsura treeと日本読みそのままである。カツラは水辺に多く、渓流を歩いているとよく出会う。どちらかといえば北の木で、北海道産カツラの上質な材は彫刻の「鎌倉彫」などによく使われる。

樹高は30m位にまでなる。葉は心臓形をしていて、春先に葉に先だって暗紅色の花をつける。夏から秋に採取した葉から(乾かして粉にする)お香を作ることができるという。

ちょっと離れたところから写真を撮ろうと思って道を歩いていたら、この木の説明看板を見つけた。「三角のカツラ」といい県下随一の大樹だそうだ。

道の駅で合流して、至くんを助手席にのせて貞光川を遡る。青石の渓流が美しい。琵琶湖畔に住む彼らには珍しいものだろう。

ミツバツツジが咲く。

予想通り、途中から雪が現れる。

ブナの木にたくさんのヤドリギが付いている。

雪の中に面白い木が!

ミツマタであった。和紙の原料になる灌木である。ミツマタは鹿の食害が比較的少ない木なのだそうだ。それにしても雪にミツマタの花は綺麗だな!

さらに雪が、こりゃすごい。スノータイヤ履いていてよかったかも?

結局、スキー場の上にある夫婦池までしか行けなかった(除雪車が止まっておりゲートが置かれていた。20センチは積もっているだろう。

至くんとパートナーのリンダさん、夫婦池で記念写真を撮る。

山頂が見れるところまで目と鼻の先なのだが残念。しかしミツマタの花に出会ったり、雪の重みで落ちたヤドリギを拾ったりとなかなか面白かった。

帰りに奇勝「土釜」に寄った。

青石(緑色片岩)は本来硬い石なのだが、見事な甌穴が見られる場所。

モミジの若葉が渓谷に映える。

このスケールは剣山周辺ならではのものだ。

残念ながら「そばごや」は今日も閉まっていた。ならば讃岐うどんでしょ! ・・・というわけで塩江を越え、屋島の「わら家」に案内した。

本当は皆でたらいうどんをつつきたいところだが、コロナ禍でもあり個々に注文することにしたのだが、意外に大食漢の至くんが2人前を頼んだので名物の熱汁とっくりが体験できてよかったw。

明るいうちにアトリエに着き、まずは庭と家の1階を解説しながら見てもらったのだが、絵もいっぱいあるのでなかなか2階に上がれないのであった(笑)。しかし上がったら即「囲炉裏暖炉」点火。

この日のために用意しておいた枯れ枝が良かった。そして猫好きのNさんにドリーまったり。

まずは瀬戸内の魚介を食べてもらい、豆のサラダと畑のアスパラ。タイラギは梅酢で♬

お土産の琵琶湖畔の地酒が開けられる。琵琶湖の地酒ってほんとに沢山あって今回3銘柄を持ってきてくれたのだが、どこのでもウマイ・・・。

至くんがネパールで覚えてきた豆のカレーを作る約束だったのでやってもらう。ニンニクを潰す磨石まで持参してきたのだった。

パートナーのリンダさんは飲食店の経営歴をもつプロである。貞光の道の駅で購入した野菜で炒め物を作ってくれた。

盛り付けも至くんのこだわり。

このカレーはクミン、ブラウンマスタード、タマネギ、ニンニク、ショウガ、トマト、岩塩、ガラムマサラ、そして豆はムング豆のスプリットピーで作られている。豆のカレーはいわばネパール〜インドの庶民食であるが、「出汁」的なものは使われていないのにすごく美味しくて印象的であった。

至くんを真似て僕も手で食べてみたのだが、これでまたワンランク美味しくなるのが不思議だった。

話は尽きることなく深夜まで・・・。


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