パエリア製作日記


Gomyo倶楽部、前回は稲刈りだったが今日は脱穀イベント。このところ僕は炊事係になってしまい、主菜はカレーうどんに・・・という話だったが、昨年のGomyo米がまだ残っているので米を炊くことになった。イベントは30人くらい来るのだが骨董市で買った羽釜がある。これで十分間に合うだろう。

サイドメニューは材料を倶楽部のほうで準備できるというので今回はピザ窯でパエリアをやることにした。パエリア鍋はN先生がヤフオクで入手した焙烙(ほうろく)で代用できるが、サイズが大きすぎてGomyoのピザ窯に入らない。別に平プレートがあるということで写真が送られてきた。

というわけでまずは焙烙平鍋で仕込みをして、プレートにに移してピザ窯で仕上げることにする。ピザ窯を余熱しておく他に、かまどを2つ同時進行である。もう一方にカレー仕込み用の簡易カマドもレンガで組んでおいた。こちらも時々見に行き、火加減やアク取りなどを見る。

米は2升、パエリアは5合でいく。A君に助手をやってもらった。まずは平鍋にオリーブ油を入れてタマネギ、ニンニク、セロリを炒める。次いでニンジン、エリンギ、豚頰肉(カレー用の肉を少し拝借)、イカ、有頭エビを炒める。

さて、炒まったら有頭エビとイカの一部を取り出し、米を投入。米は洗わないでそのまま。ここからは米をかき混ぜながら付きっきり。米が透き通ってきたら鶏ガラスープを少しずつ入れていく。米がスープを吸って蒸発しかけたらまたスープ追加・・・これを繰り返す。

スープは市販のコンソメでいこうかと思ったのだが、せっかくサフランを使うのだから。やっぱり本物のフレッシュなスープが欲しい。今回アサリが入手できなかったので、魚介出汁のうまみが足りないこともある。

前夜スーパーに鶏ガラ4パックを買いにいき、早朝にガラの掃除と下ゆでだけしてGomyoに持ち込み、朝1時間ほど炊いてスープをとった(セロリの葉、ニンジンの皮、ニンニク、ネギの青いところなども投入)。

スープを入れながらサフランをパラパラ。トマト缶を入れ忘れていることに気づき後から投入(本当は炒めるとき入れたほうがよい)。塩コショウで味を加えさらに顆粒のコンソメを少々振っておく。

リゾットやパエリアは、そもそも米をふっくらと炊き上げる料理ではない。パスタのアルデンテのような歯触りを残して仕上げるものだ。しかし、さすがにガンダ飯状態では美味しくないので米がアルファ化するまでスープで炊いていく。

途中で何度か食べてみて火の通り具合を確かめる。米が鍋底にこびりつくようになったらそろそろオーブンへ移動だ。この底のおこげのままピザ窯に入れば最高の状態で焼けるのだが、トレーに移さねばならない。

そして先に取り上げておいた有頭エビとイカを戻して上に配置。さらにパプリカ、ピーマン、トマトなどをトッピング。

オリーブ油と塩をすこし振ってピザ窯の中へ。いってらっしゃ〜〜い!

途中で前後を返し(奥の方が火の通りがよいため)、表面全体に焼き色がついたところで取り出す(10分くらい)。

完成! ひゃ〜〜〜美味しそうなビジュアル。匂いも香ばしい。でも、底のお焦げはやはりできなかったのは残念。パセリをふって、カレーで一段落した高校生たちから食べてもらう。塩味もほどよく、大好評であった。

ところで羽釜のご飯がまた実にすばらしい具合に炊けた。この羽釜はマックス5升くらい炊けるのだが、石で組んだキャンプカマドでは火の回り具合が完璧ではないので2〜3升がベストかもしれない。

今後、この羽釜がすっぽり入るようなレンガかまどを造るのもいいだろう。ロケットストーブやバーベキューグリルを組み込むのも楽しそうだ。

N先生によるGomyo倶楽部2020.9.27活動報告


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