そら豆のスープと瀬戸内魚介のピザ@またたび


5時起きして道具の準備。といっても普段使っている家の調理道具をかき集めて箱に放り込むだけだが。野菜はレタスとトマト、それにスモモだけは洗っておき、パッケージしてメロンやチーズ、ピザソース、魚介の具などと共にクーラーボックスの中へ。

鶏ガラはいったん強火で湯がいてアクを出し、水洗いして内臓や弱い部分を取り去り、手で小割りにして、ビニール袋に入れ、出発直前まで冷凍庫に入れて半冷凍しておく。車で運んでいるうちに常温に戻るという寸法。心配なのはピザ生地だが、とりあえず冷蔵庫から出しておく。

さて一晩水で戻しておいたそら豆、皮はまだけっこう硬い。が、剥くとクリーム色の豆本体が出てくる。鶏のスープで炊いたら美味しそうである。

9時半にアトリエに車が迎えに来てくれ、スタッフと共に五名へ向かう。雨にならず良かった。なんとなく持ちそうな天気。大雨だったら中止してアトリエで料理もスケッチも竹細工もやるつもりだった。

到着するとさっそく焚き火を起こしてもらう。アトリエの囲炉裏暖炉、そして2回目のGomyoということで、彼女たちも炎に慣れ始めている。

鶏ガラスープをとりにかかる。ガラを入れ、沸騰し始めたら香味野菜を入れていく。そして、ここから大事なのがアク取り。要領を教えて、おたまと網杓子で張り付いてもらう。

焚き火でやるとなぜか出汁の出もいい。1時間も経たないうちにいいスープがとれている。ガラや香味野菜を引き上げて、ニンジン、ジャガイモ、タマネギを入れていく。そしてコリアンダーとフェンネルも。

サラダ。アボカドとトマトとキュウリ、ただ和えてレモンをたっぷり絞る。もうひとつはレタスと紫タマネギをオイルでまぶし、スプラウトを添えて柿酢と塩とマスタードのノンオイルドレッシングをかける。

スープは火加減に気をつけながらコトコト煮る。やっぱり吊り鍋いいなぁ♬

先にサラダを皆でいただきます。

ぬか漬けも出しました。

スープ完成してとりわける。

乾燥そら豆のスープはなかなか良かった。薪火の炎と豆スープはなぜかすごく相性がいい。拙著『囲炉裏を薪火暮らしの本』にも豆スープのことをたくさん書いている。

サラダとスープを食べたらピザ開始。ピザ生地はいい感じで膨らんでいて一安心。しかし、ここからが大変なのだ。生地が柔らかいのとしっとりしているので、ピザ生地伸ばしが難しいのだ。

今回、ピザプレートなるものを見つけて、ネットで取り寄せておいた。いつも生地伸ばしとピールによる出し入れに苦労していたのだ。あれは素人ではムリ、という結論に達した。そこで見つけたのがこのプレートなのだ。

これが、やはり実に便利なものだった。穴あきのほうが生地のくっつきがなくて使いやすかった。

瀬戸内エビ、スミイカ、これはすごく良かった。

モッツアレラチーズとバジルも用意しておいた。マルゲリータも石窯で焼くと最高である。というか、石窯でしかマルゲリータの美味しさは出せないのではないだろうか。

僕の講義に感銘を受けてこの旅企画を推進してくれたHさん、唐突に「わたし果物ピザめちゃ好きなんです!」と言い放つや夏みかんをトッピングしたピザを作り始める。これが、出来上がりがカラフルだしまたけっこう美味しいのにちょっと感動。次回は地産の果物でいろいろやってみようか・・・。

やはり、ピザ皿があると失敗がないので安心である(とはいえ伸ばしの段階で生地に穴が空いてしまうことがある)。流れ作業で次から次へとピザができあがるのであった。

のし棒も用意したが生地がべとついてくっつきやすいのと、中の気泡が潰れてしまうきらいがある。揃えた指で押していきながら、気泡を周縁に押しやるイメージで生地を伸ばすと、焼いたとき外側にきれいなリングができるのだ。これが生地伸ばしの重要なポイントと言える。

パエリアも実験しようと米(おにぎり)を少し持ってきた。豆のスープをはってサフランを入れエビとイカの残りを入れて窯の中へ。

これも絶品だった。やはりスープが重要なのである。そしてサフランをけちらないこと。

食後はふた手に分かれ、植物スケッチの指導と・・・

(ちょっと雨が降ったけど)

竹細工を。

これは私の作例。

皆の作品。なかなかいいね!

というわけで、またたび視察は好評のうちに無事終了しました。旅の本番は11月17日に行われます。一般公募で先着20名です。ふるってご参加ください。

おまけ。またたびキャラの「たびじろう」です♬

Gomyo倶楽部活動報告2019.6.29


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