シンプルなシンク、【小魚のピクルス】の作り方


今日は定例日ではないが有志メンバーがGomyoで稲刈りをやる。僕は打ち合わせの電話が来ていたので、それは中止になったけれど一応午前中は自宅待機しながら断捨離の続き。今日は冷蔵庫の中である。とくに野菜室が酷い(笑)。

精米機で出るぬかの残り、古い小麦粉、中身が何なのか忘れてしまった古い瓶類、ビニールに入れたままの味噌・・・あるある。。。ぬかはイチジクなどの果樹の根元にばらまき、古い小麦粉は捨て、瓶類はいちおう中身をチェックしたが、ことごとく捨てて瓶を洗った。味噌は小さな琺瑯の容器に移し替えた。

空になった引き出しの容器ははずして外の水道で洗った。とにかく捨てる・洗う・みがく・・・が【全捨離】の基本だ。洗い物といえばシンクのスポンジ載せと食器の洗いカゴを先日すっかり取り去ったが、これが使いやすいことこの上ない。魚をさばくのにも便利さが全然ちがう。

食器は洗ったらすぐに拭いて引き出しにしまうのだが、一時的な水切りには一番大きな金ザルを使えばいいのだ。シンクが常に清潔だと爽やかで身が引き締まる感じがする。しかも連鎖的に他も磨いておこうという気持ちになる。もちろんガス台は調理の度に拭き掃除している。

片付けを終え、野菜サラダとカボチャの豆乳スープ、そして冷蔵庫の残り物で早めの昼飯を食べて、Gomyoに向かった。今日は午後から大学院生の取材の参加者が来る。

ところで一昨日作った「小魚のピクルス」の作り方を紹介しておこう。釣りなどで得た小魚の処理にも好都合で、大変美味しく冷蔵庫で数日保つ。このようにパンにもよく合い、サンドイッチにもできて便利なおかずである。

材料は小型のアジなど数匹、パセリ、ニンニク、レモン、塩、オリーブオイル、クミンシード、以上。まず小魚の頭と内臓とエラを出して腹の部分の薄身を切り取る。湯を沸かし塩をやや多めに入れて沸いたら火を止めて魚を入れる。

2分で引き上げる。

骨を外して身だけを取り分ける。まず背びれを手でつまんで外すとよい。身を外してみて半ナマの部分があったらもう一度湯に戻して加熱。だから湯は捨てないでおいたほうがよい。

パセリとニンニクを刻む。これを乳鉢に入れてクミンとともにすりつぶし(今回はクミンパウダーしかなかったので省略)、魚の身に混ぜる。

身にレモンを絞り入れ、塩で調味し、オリーブ油をかけ、混ぜて出来上がり。

もともと北モロッコの郷土料理で、漁師のおかみさんが雨で漁に出れない日に備えて作るような料理だそうだ。見てのとおりパセリは飾りではない。豆のサラダとともにパセリを美味しく大量に食べれる料理の1つである。

僕的には油やグリルを使わないので洗い物がラクなところも気に入っている。頭と薄身は煮出してスープをとっておくと別の料理に使える。和食ならワカメたっぷりの味噌汁の出汁にいいし、パンならスプリットピーと野菜を入れたスープに使ってもいい。

この料理レシピの初出は『丸元淑生のシンプル料理』(講談社1883)と思われるが、僕は10年以上前の山暮らし時代から作っている。

ヘルシー料理三昧(2007.5.27)


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