下駄と風水


前日、隣町のNさんから久しぶりに会おうという電話があり勝賀山のふもとにあるウッディなカフェで会う。Nさんは数年前に大病で突然入院されてそれ以来会っていなかったのだが、先月突然メールが来て病気は快癒し元気でやっているとの連絡を得たのである。

Nさんは畑も再開して、その野菜は僕がいつも買い物をする直売所に出されているというのだが気がつかなかった。同席してくれたお兄さんはばりばりのミカン農家で『現代農業』の長年の読者である。

話はお互いの近況報告から「大地の再生」の話題に移り、僕が二人の質問に答えていくというかたちで1時間ほど話してから、二人の自宅を訪問。手ぶらで行ったのにお土産までいただいてしまった。

その足で県立図書館へ。船瀬俊介『リニア亡国論』(ビジネス社2018)を借りる。リニアのトンネル工事が各地の水脈をおびやかし、木を枯れさせたりしているという話を耳にした。それどころか、リニアはものすごい電磁波を発生させるそうで、そのほかにも突っ込みどころ満載のトンデモ・プロジェクトだという(マスコミはいっさい口をつむいでいる)。

県立図書館の帰りにはたいがい自然食品店の「ちろりん村」に寄ることにしている。冬瓜を見つけたので購入。あとゴボウやニンジンなど。海洋深層水の塩も買ってみた(お清め・邪気避けに使おうと思う)。

今日は下駄を新調しようと思っていたのだが、店に電話すると夕刻まで職人さんが戻らないというのでいったん帰宅し、朝からやっていたイチジクジャムの仕込みの仕上げ。

というわけで夕刻もう一度町に出た。場所は以前下駄の鼻緒をすげかえてもらった「さいとう履物店」で瓦町駅近くの路地にある。いろいろ下駄のかたちを見せてもらい、細長いタイプを買ってみた。鼻緒は自分で選ぶことができ、店主が左右の足の違いまで見て丁寧に仕上げてくれる。

下屋側に置いている杉のサンダルも同じものがあったので新調した。風水的に言うと履物の気品と清潔さはすごく大事らしい。そもそも古びた下駄類がころがっているのを見るのはあまり気分のいいものではない。前から気にはなっていたのだが、断捨離と運気の関係を学ぶにつれ「これはダメだ、変えなければいけない」と、いてもたってもいられなくなった。

というわけで、ビフォー・アフターを並べてみる。白木の新しいものはそれだけでエネルギーを貰えるな。下の杉サンダルは「焼き杉+うづくり」で足裏が気持ちいい。値段は2点で6,460円(税込)だった。

僕は気に入ったものは何でもボロボロになるまで修繕してまで使うタイプ。破けたり穴の空いた服なんかも繕ったり、加工して雑巾にして使ったりするのが好き。裁縫の天才だったyuiさんがいたときは、アーティスティックに仕上がってくるのがまた楽しかったわけだが・・・。

もうそれはやめないといけないな。2年前、この店を訪れたとき「下駄の歯のすげ替え」について尋ねたら「こういう下駄はすり減って割れる寸前で履くのをやめると縁起がいいんですよ」ということを店主に言われたのだが、それはイヤミではなく風水的な真理だったのかもしれない。

今日は朝待ち合わせのカフェに向かう途中で、夜に打ち合わせをしたいという急な電話が入ったのだが、待機していると先方の都合で中止になった。というわけで、なんとかいつもの22時就寝に成功♬


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