ライセンス講座@上野原6月/2日目・茶畑、傾斜畑、自然農田んぼ


昨日からから開始された上野原ライセンス講座、今日は2日目。茶畑に直行すると、上の茶畑から下の遊休地にチャノキが移植されていた。

1/3を抜いたようだ。

寒冷紗がかけられた木の根元を矢野さんが手当てする。水やりにそなえた根元の土の状態と形、グランドカバーの様子などがチェックされ指導される。まず枯らさずに根付かせることが大条件だ。地元の人たちも注目しているだろう。

次いで隣の傾斜地へ。ここは秋に草刈りした土手だが、雑穀(タカキビ)がまかれ芽を出している。不耕機で浅い畝溝を作っただけの畑だ。

こちらは同じくタカキビがまかれたいるが、ケンスコで畝溝を深く掘ったので育ちがいい。が、雑草も根を太くしてしっかり育ち初めているのでけっきょく除草に手間がかかる。最小限の手間でやるには前者のやり方がいいい。軽く草刈りしてタカキビがやや高くなったところで土寄せしてやる。乾燥防止に畝溝には枝や草を入れる。

全員で観察しながら草刈り。丁寧にやる必要はな雑草の頭をハネる程度。休耕地でも冬までにいちど撫で刈りで雑草の先端を倒しておくと春から畑を始めやすい。重機がなくてもやれないことはない。ただし畑の外周1mは機械で刈っておく。

その間、スタッフのSさんはチャノキに水やり。水源は畑の脇をながれるささやかな水路から。だから水は大量に使えない。

根元にかける。この水やりも非常に重要で、雨風に習った水のかけ方をしないといけない。「水ぎめ」と呼ぶ植樹の手法も現代の疲弊した環境に合ったやり方に変えていく必要がある。

ソラマメが実る傾斜畑へ。先月15日の講座で風の剪定を施されたツバキ(ビフォーはこちら)。

土の露出がほとんどみられない。キュウリ、トマトなどがまだ繊細な芽立ちをしたばかりで、慣れないと雑草との判別が難しい。除草と共に移植ゴテで苗の周囲に空気を入れてやる。

カボチャ。無肥料の苗らしく淡い緑色で健康そうだ。

ここでも全員で草刈り。カマはここでもノコガマ。撫で刈りの場合は引っかかるので刈やすい。

さらに不備をチェックしながらエンジンカッターによる全体の草刈り。敷地の境界できちっと風を通す。

全体の一様な風通しを見る。このような押さえ所をきちんとしていると見た目にも安定し美しい。

午後は鶴川の田んぼへ。鮎釣りが解禁になり釣人の車が多数。

実験的苗代。

畝溝に水が入ってイネが大きく育とうとしている。

耕運機であぜ周りを耕し水を入れていく。

草刈りとあぜ塗り。

明日、田植えをするという。田起こし〜代かき〜田植えを一気にやってしまうという驚きのスピード農法だが、この後の田植え方法にも驚かされることになる。

クワの実が食べごろだった。

河原はすっかり開けて実にいい釣り場になった。台風も悪くない。が、道の補修あってこその風景だ。

倉庫に戻って感想会、ミーティング。途中で私が現代の林業問題と「大地の再生」について、電脳紙芝居や資料を交えて話すことになった。

夜は古民家へ。普段はいつも矢野さんと遅くまで打ち合わせなので、皆と雑談するのも貴重な時間。

さて明日の田植えは・・・。


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