夕陽の漆喰壁、京風すき焼き


本棚に夕日が差す。高松は西日は大敵なので2階西側の壁には小さな正方形の窓が2つだけ。この季節の頃からこの西日の斜光が部屋の中に帯を描く。

愛用のギターにも。

東側の壁にも斜光が漆喰壁のコテ跡を浮かび上がらせる。一輪挿しにドライフラワー、竹の柄杓、屋久島のサンゴ石

この春は庭のヨモギを摘んでは乾燥させている。ガーゼに入れて衣類の虫除けを作るつもり。

ふたたび本棚の上へ。もう今から14年も前になるのか、群馬県の館林美術館で行われた「ウィリアム・モリス展」で購入したポストカード。引っ越すたびにいろんなものを捨ててきたが、仕事につながるお気に入りのものはずっと持っている質(たち)。

館林のウィリアム・モリス(2006/4/16)

アトリエを建てるとき、どこか1カ所くらいモリスパターンの壁紙を使えないだろうか? とも思ったが、残念ながらそんな壁は出現しなかったわ(笑)。

夜は和牛の京風すき焼き。トマト、万願寺唐辛子、実山椒を使うという京都在住の料理研究家・大原千鶴のオリジナルレシピだが、今日は万願寺の代わりにシシトウと長ネギ。畑のアスパラを。

味付けは黒砂糖、醤油、自家製かえし。これは何度やっても美味しい。それにしても昨年大量買いし冷凍しておいた実山椒はなかなか出番ないな・・・。身欠きニシンが高松で手に入ればフキと煮るんだがなぁ。

ところでこのアワビ型器は大好きな萩焼き。2年前の屋久島旅の帰りに、山口の萩に立ち寄って一目惚れで購入(高かった!)

窯元はこの抹茶碗と同じ所じゃないかな、たしか同じ店で購入。

これも大好きな器だ。昨日はこれで抹茶をいれた。

たぶんこの窯元のものを僕はかなり買って所有していると思う。で、気になって調べてみた。アマゾンの陶器で同じ作風と印のものが引っ掛かった。

どうやらここ「萩焼窯元陶房葉月、田中講平」さんの所・・・? 田中先生は1952年生、愛媛県出身で「陶芸の道を歩み始めたのは36歳からと遅いスタート」とあり、プロフィールをみると最初は砥部焼窯元で修行され、43歳で萩に移られたようだ。

1991年 8月 砥部町宮内に開窯し作陶
1995年 萩市 鳥雲窯にて萩焼の修行
1998年 美祢市にて作陶
2001年 山口市に開窯し作陶
2010年 登窯築窯

現在の窯の場所は山口市吉敷。機会があれば訪ねてみたい。


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