「焚き火ぐらしキャンプ@奥永源寺」1日目/愛知川の驚き


キャンプ場に到着。琵琶湖から遡って鈴鹿山脈の中腹、標高300mくらいのところにある川沿いのキャンプ場です。たむたむ畑のやっちゃん宅から1時間もかからない場所にこんな素敵なキャンプ場があるなんて!受付のオジサンオバサンもゆるい感じがよろしい(笑)。

前夜から一番奥のいちばんいい場所をキープしてくれてました♬

そして目の前にこの川、どうですこのスケール!! 琵琶湖に流れる愛知川(えちがわ)という川なのだが、琵琶湖の河口から鈴鹿山脈のピーク(しかも標高は1,000mくらいしかない)までは距離にして50㎞もないはず。なぜこんなドデカイいい川が?

調べてみるとこの川、集水域がめちゃくちゃ大きい(緑の枠内)のだ。赤丸がキャンプ場なんだけど、鈴鹿山脈の半分以上の水域の水がこの川に集まっている! しかも上流で(支流の茶屋川)で集水してトンネルでキャンプ場下流の道の駅のところで発電しているので、昔はもっと水量があったはず。さらにダムがない時代は琵琶湖から鮎やビワマスが上がってきていたにちがいないのである。

さっそく僕もテントを張って周囲を散策。

昼食は道の駅で買ったお弁当や琵琶湖の魚介の佃煮などを。小鮎、筋エビ、いざさ、そして僕の大好きなモロコ!!!(左下)ひゃ〜めちゃウマだわ!

いちおう今回のキャンプの村長(講師)ということになっているので、用意してもらっていた竹で三叉を組み立ててカマドを作る。

自在カギは竹の節のところを利用して針金のループを引っ掛ける。鍋の柄を掛けるフックは転がっていた枝の二股をそのまま利用。もちろん強度は確かめておいた。

スノーピークの名作・特大テント「ランドロック」も登場!

お母さんたちはっさっそくおやつ作り。パンケーキを。

付け合わせるは豆乳を使ったチャイ。カルダモン入りの本格的なもの。

村長もカレー作りを手伝う(笑)。

子供がたくさんいるので追いスパイスはなしの甘口で。

続々とテントやタープが立ち並ぶ。でも、子供たちはタープのアンカー辺りのヒモに足を引っ掛けてよく転倒する。だから火の位置や鍋の安定はすごく大事。僕が三叉&吊り鍋を推奨し、ロケットストーブを使わない理由はそこにもある。ロケットストーブは火の扱いを学べないだけでなく、鍋の安定がきわめて悪いのでこのような場所では危険なのである。

子守をする、切るのを手伝う。大人が黙っていても、子供たちは自分がやりたくてしょうがないことをする。

ダンボール燻製機も登場!

人気のハンモックは奪い合いに(笑)。

「羽釜の蓋わすれてもた〜」というので、合板とまな板を使って石を載せてw。

村長は晩酌用の自家製干物を熾火で焼くのであった。天然マダイを8/5にピチット干物に仕立てたもの、ちょうど2週間脱水した逸品なのだ(美味かったです!)。

カレー完成。羽釜のご飯もよく炊けて、配膳を手伝う子供たち。

甘口だけど、夏野菜たっぷりの、実に美味しいカレーだった。

あいにく雨が降り出して、夜は土砂降り。それでも僕の本や仕事のファンがいるので話は尽きない。

仕上がった燻製をいただきながら、前夜は2時間睡眠なのも忘れて、近江の地酒が進む。最後はテントに転がり込むように爆睡・・・。


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