今日の収穫。ダンチサクランボもそろそろ終わり。今年はけっこう楽しませてもらった。来年はよそ様におすそ分けできるくらいになるかな? 白花は庭で育てているノイバラ。野生のバラである。冬に強剪定してコンパクトに枝をまとめ、根元の草刈りをして風通しを作ってあげたら、まとまった花をたくさんつけてくれた。仏花に摘んできた。
ソラマメは自家採種のタネだから育てたものだ。納屋でザルに放置したまま干からびたタネで、駄目元で全部まいてみたのだが、ほぼ全部発芽したのには驚いた。米ぬかはまかずに木灰だけ。プロが作っている畑に比べると作物全体の姿はひ弱だが、実はしっかりと成って味は最高に美味い。
今日はこのソラマメとサワラの真子を炊き合わせる讃岐の郷土料理を作ってみた。ネットでこの組み合わせを知ったのだが、いわゆる「出会いもの」というやつである。最近スーパーでサワラの真子をたくさん見かける。これはやや小ぶりのサイズ。立てかけて袋に放り込んだので縮んじゃってます(笑)。
昆布と鰹節で出汁をとる。味付けは酒、みりん、薄口醤油で。
ソラマメはお尻に包丁で切れ目を入れ2分茹でる。
サワラの真子は血管の部分をハサミで切っって、塩水の中でもんで血を出しておく。
ソラマメを茹でた残り湯でさっと湯がく。
7当分くらいに切る。崩れてしまって大丈夫だろうか? と思ったが・・・
出汁で炊くとまとまるのであった。タラの真子と同じように煮ると花が咲いたように弾け、粉々にはならない。
茹でたソラマメを入れて
落し蓋をしてときどきアクを取りながら弱火で15分。
完成。
鍋のまま冷めるまで待ち、碗にとる。
ん〜これが唸るほど美味しい! 鰹出汁に合う。真子からも味が出ているのか汁がまたウマ〜。ソラマメは硬くなるのかな? と思ったらその逆で柔らかくなる。
先に切ったものを湯通しして、出汁を使わずさっと味を含ませる作り方もあるようだ。スーパーには真子といっしょに白子も並んでいる。こちらは塩と酒で茹でてポン酢。ニンジン・大根・ネギとともに白子の味噌汁(これは白味噌がいいらしい)。
いずれにしても内蔵は鮮度がいのち。朝さばいたのをその日に買って早めに調理するのがオススメ。