富家、77番「道隆寺」、大師の杖


連休の食事混雑には懲りたので早出して富家。ここは9:30〜14:00という珍しい営業形態をとっている。10:00前に着いた。が、中はすでに満席で、ちょっとベンチで待たされた。

いつものチャーシューの中。ここは何度来てもブレのないスープ、そして抜群のチャーシュー、ネギは徹底して白ネギ(関西でこのこだわりは珍しい)。麺は相変わらず平凡だけど、これが富家なのだ。これでいいのだ。

チャーシューのブロックを残してタッパーでこっそり持ち帰る。スープはもちろん完飲。

さあ、直帰して仕事するか・・・と思ったが、天気がいいのでどこかお寺の境内で休もう。77番「道隆寺」へ。ここ、庶民的な優しい感じで好きだ。境内はよく掃き清められている。桐下駄に履き替えて歩く。

なかなか姿のいい多宝塔。この形は空海の創造による。

バックパッカー大師と衛門三郎。

4年前の四月、私たちは車遍路を開始し、11月に結願した。1番と結願だけはゆるぎないとして、あとはランダムに参詣を進め、ここに来たのは4/17、6番目の納経だった。まだ大師像のバリエーションやびんずる様の存在には気づかなかったんだな。

びんずる様はガラス戸の中にましまする。

88カ所巡礼には金剛杖を持ち歩く。歩き遍路では体の負担を軽減してくれる大事な道具であり、杖はまた弘法大師の分身(同行二人)といわれる。

2016年に行った「イラスト原画と自宅公開」の設営で、玄関の余白が気になり、そこに山旅で使った木の杖をオブジェとして置くことを思いついた。引っ越しの度に思い出の杖たちを手放すのが忍びなく、ここまで持って来てしまったのだが、それが思わぬ形で納まったのだ。しかも四国巡礼という意味を伴って。

見学会&イラスト原画展のパンフレットから

当時のラジオインタビューを再録しました。

RNCラジオインタビュー


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください