午前中は薪採り。薪のストックはすでに一冬分は十分にあるのだが、来年分もためておきたい。お目当ての放置木があるのだ。今年1月の大雪で、折れた広葉樹がぶら下がっている。自然に乾くまで放置してから採取しようと考えていたのだ。晴天が続いた。雪が来る前に採取しようと、ひさしぶりに腰ナタと手ノコ、背負子を持って採りに行った。
これだけの薪を生木のままさばいて運ぶのは大変だが、半年以上放置されてかなり軽くなっていた。このまま囲炉裏に使えそうだ。部分的に虫が入り、「お酢」になりかけている部位もあるが、悪くない。実際、よく燃えた。
この薪の直径4~5cm・長さ30cmに仕立てたものを、囲炉裏で燃え尽きるまで、計ってみたらちょうど4時間かかった。もちろん囲炉裏の場合、薪はこれだけでなく何本か放射状に置くのだが、もしこのサイズの薪をマッキー君で燃したら1時時間もつかどうか?
午後は先日購入した「石臼」の試運転。乾燥して手箕(てみ)で風選りしておいた自家製ソバの実を挽いてみた。石のサイズが小さいので多くの実をいちどに入れてしまうと石が浮いてしまう。ふた回しごとに数粒を入れるというかなり悠長なものだが、たしかにこれでソバの実が挽けるのだ。感動だ!
その中にはソバ殻が混じっているのでフルイにかけるのだが、ゴマ煎り器で代用した。これまた編み目の細かさがちょうどいい。この石臼は花崗岩製の新品で中央の軸は金属(真鍮製)が組み込んである。下の石は受け皿風に彫ってあるので、テーブルの上で挽くことができ、粉を集めやすい。サイズが小さい分、女性でも力がいらず簡単に回せ、移動もできる。
様々な店を回ったあげく、ようやく渋川の農業資材センター「ファームドゥ」で状態のいいこの石臼を見つけた(他の店ではハンドルがガタガタだったり、お客が空回ししたのか、目が減っていたりしていた)。このサイズはもともと抹茶用なのだが、回し方や材料の入れ方を加減すればなんでも挽くことができそうだ。値段は12,800円だった。最初、ドイツ製の電動セラミック石臼「オクタゴン」も考えたのだが値段が高過ぎる(6~7万円)。
さて、このソバ粉をどうやって食べようかと思案中である。