五日市高校ライブへ


都立五日市高校での講演と紙芝居ライブに行く。今年で5回目になるこの講演は「総合学習講演会『地球環境』」というタイトル。五日市高校では近隣の山を2年生全員が下刈り、間伐体験をするのだが、その前振りで僕たちの紙芝居ライブが呼ばれている。

毎度のこと、朝4時半に起きて5時過ぎにアトリエを出発し、秩父から名栗、青梅の成木を通って、峠をいくつも越えながら五日市に行くことにしている。下道を通るのは、山は新緑だし、人工林の感じも毎回取材できるからだ。

いつものホールを借りられず、今回は校内の視聴覚室で行った。話すことはだいたい同じなのだが、それではこちらのボルテージが上がらないので、毎回ちょっとずつ講演の方法を変えている。今回はYKにもしゃべってもらい、紙芝居後のパワーポイントを使った講演では、間伐を中心に講義し、林道にまで突っ込んでみた。そして質問コーナーを設けてそれにいろいろ答える時も持った。

なにしろ久しぶりの講演だったので舌が回らず、歌はちょっとトチったり不備はあったが、まあ真剣度でエネルギーは伝わっただろうか? 今回は時間が少なくてアトリエ暮らしの写真を見せられなかったのが残念だが、興味のある生徒さんはHPやブログをぜひご覧になってください。

僕たちの暮らしのページはこちら。
http://www.shizuku.or.tv/kanna.zentai.html

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帰りは日の出町の木工アンテナショップ「きりんかん」に立ち寄り、オーナー夫妻と旧懐を温め情報交換をした。秋川に巨大ショッピングセンターEができて、日の出はとんでもないことになっていた。そのあおりで地価が上がり建て売りの新興住宅ができたり山林がつぶされたりしている。古き良きものがどんどん無くなっていく、とオーナー夫妻が嘆いていた。

もうひとり、作家の中野純さんを秋川に訪ねる。中野さんはこれから川の近くの土地に家を建てる計画があり、ちょうどいらしていた設計家の方と囲炉裏や石垣の話で盛り上がる。「ぜひ囲炉裏のスペースを作りましょう!」とけしかけてしまった。中野さんの文に僕が挿絵を描いた単行本がこの夏に文庫として出版される。こちらも楽しみである。


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