五日市高校講演


今年もまた、東京都立五日市高校の総合学習「地球環境」の講師として呼ばれ行ってきた。場所と時間はいつもの通り、東京都下西多摩の山々の玄関口、武蔵五日市駅近くのホールである。

講演は今年で4回目。初回と2回目は、日の出町の木工アンテナショップ「きりんかん」のダンナ、杉ちゃんと二人のペアだったのだが、3回目からは僕一人。紙芝居ライブは相方YKにもお願いしSHIZUKUユニットのハーモニーを披露する。

総合学習「地球環境」の目玉は生徒さんたちが毎回、下草刈りと間伐の体験をすること。その前振りとしての僕の講義なのだが、そこはそれ、きょうびの高校生だから、講義は工夫が必要なのだ。プロジェクターや紙芝居を駆使してギター生演奏までついて、1時間ちょっとの講義時間を飽きさせず、それでいて解りやすく説明を工夫するのである。

前回からPCを導入して写真や図版で説明を加えたりしている。そして今回ようやくパワーポイントを導入。実はMac版のパワーポイントは、マイクロソフト社のワードやエクセルと抱き合わせじゃないと買えないので定価が5万円以上もするのだ。

ん? じゃ、いままで何でプレゼンしていたの、って? そりゃ素の画像ファイルを開いたり、WEB用ブラウザやiPhotoを使っていたのだ。これが画面上でカーソルを動かさねばならないので、けっこう大変。

OSXに乗り換えグラフィックソフトを買い替えたばかりで、Mac版のパワーポイントはどうしても後回しになっていたのだが、YKのMac導入もあってようやく購入することにしたのだ。で、パワーポイントはやっぱり超便利! キーひとつで現場での操作にまちがいがないし、いやー、アニメーション効果なんかが面白い。これってほとんどデジタル紙芝居だよね。

今回は講義の間にタマリン紙芝居をはさみ、最後にiPotoのスライドショーでアトリエの写真などを紹介(自動)しながら「この町で」を歌って終了。実は最近TKAMINEのエレアコとRolandのアンプを入手。今日はそのギターがデビューを飾った。が、アンプはコペンに積めず、現地で高校の軽音楽部のものを借りたのでした(アリガトウ)。

この講演と紙芝居ライブは準備から講演終了まで、毎回毎回ほんとうにハードなのだが、初回担当の岡部先生から嬉しい知らせを貰った。五日市高校の「地球環境」教育レポートが「第55回読売教育賞」の優秀賞を受賞されたというのだ。その論文・報告書にはタマリン紙芝居のことも書かれている。

僕も過去に林業体験イベントを主宰していたので関係者の苦労はよくわかる。しかし、このような熱意ある先生方や協力者が、この環境学習を包み込んでいくなら、必ずや将来様々なかたちで生徒たちが花開いていくことを確信している。


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