無垢の木、似て非なるもの


レタスとネギと豆腐のサラダ。んー、とにかくこの季節、サラダがうまい。トッピングはおがくずではありませんぞ。

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2年ほど積んであったヒノキの小木の皮を剥いてみる。皮をこれからつくる納屋の屋根材に使えないかなと思って。

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秋伐りの木は生の皮が剥きにくいものだが、しばらく放置すると剥けるようになる。しかし、その間に虫食いにやられることもある。昔は木材を筏で流したり、雪上に放置したり、貯木場で水につけて置いたりした。その間にヤニや脂が抜け、皮の間にある糖分が抜ける。アク抜きができるのだ。

ヤニが抜けると皮が剥けやすくなり同時に乾燥が進む。水に漬けているのに乾燥するというのも変な話だが、生の木の水分はヤニの成分があるために外に出にくくなっているのだ。これが抜けることでずっと乾きやすくなる。つまり水から上げてしまえばあとはすぐに乾く。糖分が抜けると虫食いから木を守ることができる。

薪にする場合でも、ヤニの多いヒノキなどは薪小屋に積む前にしばらく雨ざらしにしておくとよい。夕立の土砂降りなどに何回かさらしてから屋根のある場所に積めば、乾燥が早まる。

こうして水を利用することで、昔から木材をうまく乾燥させ虫食いから守ってきたのだが、今は伐り旬を守ることもなく商売の都合でいつでも木は伐られる。人工乾燥なら伐り旬など関係ないからだ。しかし、人工乾燥(ボイラーで焚いて強制乾燥)の木は細胞が死んでおり、本来の美しい木肌はなくパサパサである。サンダーをかけアクリル塗装するのだから問題ないって?

とんでもない。秋伐りして葉枯らしした木、もしくは薪枯らしでゆっくり乾燥させた木、それらを割って自分で板をとりカンナがけして木材として使ってみると、まっとうな無垢の木がいかにすばらしいかがよくわかる。ホームセンターで売っている木材とは、同じスギでも別モノなのである。

まず、その芳香が違い、色つやが違う。人工乾燥の木はヤニが焼けたような臭いがし、木肌の色が悪い。パサついて木の粘りがない。悲しいかなこれが自然の木だと思って、みんな使っているのだ。だが、自然の木はそんなものじゃないのだ。これを手っ取り早く理解する簡単な方法がある。2種類の桐下駄を、塗装したのと無垢のと買って履き比べてみるとよい。

塗り物の安物は足が熱くなってだるくなってくるが、本物のほうは履いたとたんにひんやりして心地良く、いつまで履いていても疲れない。ただし無垢の木の欠点は汚れやすいということであるが、日本人は「拭く」「磨く」という作業でこれを渋い美しさに昇華させてきたのだ。

この時代に本物の木を使うということは、莫大なお金と忍耐を要する作業になってしまった。 しかし、山に住んで自分で木を伐り出し、その木を自分で思うように使えば簡単なことだ。少し練習すれば誰でもできる。

今日は台所の水道の位置変え。薪風呂釜が来てレイアウトが若干変わったので、使いやすい位置に水道の蛇口を移動した。穴はダイヤモンドカッターでときどき水で冷やしながら開ける。

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裏側の配管は塩ビ管むき出しなので(断熱材で覆ってはある)、ノコギリと接着剤と45度の曲管1個ですぐ終わる。気をつけねばならないのは蛇口と配管とのネジ部で、どんなにキツく締めても漏れやすいので、ここは専用のテープをまいてから締めるほうがいい。

それにしてもむき出しコンクリートの壁をなんとかしたいのだが、どうしたものか苦慮中。


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