骨董市の獲物


藤岡に隣接する埼玉県の神川の骨董市に行ってきた。古道具がよく出て、大工の友人などがいいものを掘り出している。こんな道具も売っていた。昔のジャッキである。古着も鍋もあった。

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買ったもの。下げ振り、釘じめ、トビの先など。これ全部でなんと1000円。

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板のようなものはカンナの刃の裏出し用の金床である。刃が減ってきたらこの角に刃裏に密着させ、金鎚で刃表側から裏へ叩き出す作業をしたりする道具で、エッジの直線が保たれていることが大事なので、裏はねじれないように工夫されてある。こんなものまで売っているとは・・・。

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さっそくトビを仕込んでみた。柄はスギ幹の先のところ。こんなものは、山暮らしをしていれば薪の中からいくらでも見つかる。先端を軽くするためか逆テーパーになっているので、真ん中にノコを入れてカシのクサビを打ち込む。

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スギ幹の先の部分は市場には出ないで捨てられることが多い。生き節が多いので案外丈夫、しかも軽い。道具の柄にいろいろ利用できる。

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そして丸太のストックしてある場所で使ってみたのだが、これが実に便利な道具だということがわかった。いちいちかがんで丸太を両手で動かしていたところを、この道具なら片手でひょいと動かせるのだ。あるいは丸太たくさんを積んであるところから必要な丸太を取り出すとき、このトビをうまく使えば簡単に引き出せる。こんな小さな道具ひとつで作業効率がかなり高まる。そういえば

「小さなトビは人気あるんだよね」とお店のおじさんが言っていたが。

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ツルハシのいい出物はなかったので、ホームセンターで新品を買った。柄と合わせて3000円くらいだった。これは石垣直しなどに必須の道具だ。

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骨董市には新品を売る刃物屋さんも出ていた。野鍛冶なのであろう。珍しく割りクサビが売っている。大が3000円の値札がついていた。木を割って板をとるにはどうしても必要なものだ。私はこれを大小2個使っている。

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