今日は台所改装の続き。台所の一部を土間に変え、中に囲炉裏を新設する改装工事である。前回は出窓と棚を外して開口部をつくった。今日は床板を剥がして一気に天井まで剥がしてしまおうという計画である。
床板を剥がすと地面が見えた。太鼓落としの根太(ねた)の上に合板のフローリング材がクギ打ちしてあるだけだった。
大引を支える柄(つか)は石の上に載っているという伝統的なやり方。
さてここでフローリング材を全部剥がしてしまおうと思ったのだが、台所のシンクの箱が床板の上に載っている(当然だけど)。ということはそのシンクの解体をしないと床板が剥がれない。ということは当座のシンクをどうするか?とか、の水道の蛇口の付け替えなども先に考えねばならない。
というわけで、うじうじと悩みつつ、とりあえず壁にある棚の撤去や不要な配線、カーテンレールの撤去などをやる。解体や改装の専門家ではないので、先がはっきり見えているわけではなく、進めながら考えるという作業を余儀なくされるのだ。
床下の高さを合わせる木っ端の廃材を燃やしたら、非常に不快な化学的な臭いがする。あわててバケツの水で消した。シロアリ防除剤が塗られていたのだろうか。
次いで、外回りのガス管を撤去。556を接続部にスプレーして、パイプレンチで回して外していく。
プロパンガスは使わないから以前のガス管は邪魔なだけなのである。ガスボンベを止める鎖なども撤去。
ガス管はボンベのところからT字管で二分かれし、一方は台所に、もう一方は風呂場の裏をぐるりと回ってガス湯沸かし器と繋がっている。そして、ここから台所へ水道管がまわっている。湯沸かし器も使わないし邪魔なだけなので撤去。作業はまず水道の元栓を締めてから。
残ったのは水道の管だけ。この2つをうまく繋げば、水が台所に回ってくれるはず。
悪戦苦闘の末、手元の材料だけで写真のように繋いだ。漏れることなく、台所の蛇口から勢いよく水がほとばしる。