庭の焚き火に回帰する


今をさかのぼること18年前(2004年の9月)、群馬の山で薪火を使う古民家暮らしを始めた。東京では小さな庭先で焚き火をしたり、家の中で火鉢をやった程度だったので、山に引っ越してすぐにマッキー君(鋳物カマド改良型薪ストーブ)を使い始めたときは感動モノだったし、翌年囲炉裏を発見しそれを再生した体験は、今の高松生活にも尾を引いて影響を与えており、ブログや書籍に書いてきた通りである。

長くイラスト修行しながら家族と過ごした東京時代には、やがて森林ボランティアに出会って山のある西多摩に引っ越し、そのベクトルからも薪火の志向を高めていくのだが、当時の日記を読むとその頃から「火に対する思い」はなかなかであったことがわかる。新しい読者はこんな東京時代があったことはまったく知らないだろうから、昔の日記(タイトル「焚き火」’00.11.12)をここに再録してみる。

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