水を蛇行させる抵抗柵(大地の再生@三重県熊野市/2)


みかんの木の根元にはマルチをかけるため、木と木の間の土には雨水が集まり、斜面をまっすぐに流れて窪みができた水路様になっている。土や肥料や有機物なども、一気にU字溝まで流れている様子が伺える。ここにわざと障害物「抵抗柵」をつくり、流速を弱めるとともに、水を分散・停滞させ、浸透を少しでも促したい。

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みかん農園の点穴(大地の再生@三重県熊野市/1)


大地の再生講座@三重県熊野市「金山パイロットファーム」にて。温州みかんの栽培農園36ヘクタール。周囲の山を切り開いて農園を作ったのは50年前、34~6年前頃に2次造成をしたそうだ。U字溝の古びた具合からも歴史が伺える。四国のミカン畑に比べれば緩やかな緩斜面、かつ広大である。秋の長雨で糖度が上がらないので、マルチをして自動潅水している(液肥も入れている)。ここのみならず周囲の農園の木が枯れてきている。また、ウサギの食害が多い。

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