78番、郷照寺


宇多津の町は古い佇まいで細い路地になっている。車でちょっとひやひやしながら進んで行くと、寺への標識に導かれ上り坂になる。それを抜けたところに意外や砂利敷きの広い駐車場があってホッとする。

高台で、海方向の景色がいい。

手前に鐘があったので撞くことにする。鐘木(しゅもく)はたいがいシュロの木だ。シュロはヤシ科であり、木というよりは竹のような繊維が詰まった幹を持つ。程よい重量と鐘を傷めない軟らかさが鐘木に向く。

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