秀峰


午後、買い物に出たついで、町並み散策。桐生駅周辺をぐるぐる回る。いやー桐生は面白い。なにが面白いって、古い家がたくさんあるところが。

なにしろむかし織物工業でお金も文化も豊かな町だったから、驚くような木造建築がいたるところに残っている。

もうひとつの理由は(これは不動産屋さんに聞いたのだが)、桐生市街地には公道がない区画がいくつかあり、現在の法律では公道に隣接しないと家は新築できないことになっている。つまり私道にしか繋がらない土地に家がある場合は、改装して住み続けるか、公道に隣接する家までまとめて壊して、集合住宅として新築するしかないのである。

だけど、そのおかげで古い昭和の懐かしい雰囲気が残る場所が随所にある。しかし、アーケード街のシャッター通りはやはり悲痛な感じを受ける。そしてスプレーによる落書きが目立った。これから桐生はどうなるのか? 今が正念場だろう。私が最も恐れるのは、昭和の雰囲気を破壊して現代建築・コンクリートとガラス建築のファッションタウンにされてしまうことである。

まあ、市も財政難というから(税金の7割が役人の給料とか・・・)なにもできず、このまましばらく行くのだろうけど。

小腹がすいたので食堂に入った。桐生にはこのような古い昔懐かしの大衆食堂がたくさんある。その一軒「秀峰」。

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工場の土壁


こちらが元糸繰り工場内部。まだぜんぜん掃除もできず段ボールの山の中、YK読書中。外で火をおこして熾き炭状態になったところでチビカマを工場の土間に移動、という苦肉の策をとっています(ここでのんびりお茶したいときに)。

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