林道取材2.(足助~名古屋泊)


愛知県足助町の「足助屋敷」は別冊現代農業『田園工芸』で取材したのが99年だから8年ぶりの再訪となる。館長さんは僕のことをよく覚えておいであった。似顔絵を描かせていただいた職人さんの中にはすでに鬼籍に入られた方もいるというが、番傘づくりのおばさんと再会を果たした。

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林道取材1.(足助山梨~静岡、石垣さん宅のログ)


四国高知、四万十町の田辺林道をいま『現代農業』誌上に連載している。その取材に出かけることになった。

深夜からコペンを快調に飛ばして秩父から甲府へ抜ける。朝、桃の木温泉で入浴。偶然選んだここは、なんと「秘湯を守る会」の宿だった。湯質は群馬の霧積温泉そっくりでなかなか良い。夜叉神(やしゃじん)峠で白銀の南ア連峰をYKに見せようと思ったが林道のゲートが閉まっていた。

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近代田舎創造社・赤城温泉御宿総本家


住宅や店舗などの設計を手がける「近代田舎創造社」の田胡さんは、かつて大手住宅メーカーに勤めていた時代もあったそうだが、5年前にこの赤城南麓の雑木林を購入。林床にはびこっていたアズマネザサを刈り、太くなっているコナラなどの木を倒した敷地に、毎年1棟のペースで小屋を建てている。

最初にお茶をいただいたガラス建築もその一つ。他には、どっしりとした石窯を据えたギャラリー風の建物あり、柿葺きの茶室あり、掘っ立ての炭焼き小屋もある。敷地の高台にある自宅とされている家を最後に案内していただく。

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粕川へ


宮城県の冬水田んぼに作った看板に貼るイラストがようやく完成。メールで送れるか? と思ったら、データが50MB以上ある。なにせ4色の画像EPSデータ、さらに手書き文字をTIFでとりillustratorで貼付けるという凝りようだ。というわけで結局CDに焼いてヤマト便。それでも朝9時までに鬼石の集荷センターに届ければ夕刻に都内に着く。

その足で前橋へ。朝食兼昼食をとり、さて今日はどこの温泉に行こうかな? といういつものパターン。さすがに徹夜明けで草津までのドライブはキツい。気になっていた赤城温泉の「御宿総本家」に行くことになった。ここのご主人東宮さんは、昨年の僕らの高崎個展に来てくれて食事までごちそうになってしまったのだ。

カーナビで途中に「粕川歴史資料館」が見えてそこに立ち寄ることにした。養蚕の道具が豊富に展示してある。前橋周辺は古墳が多く土器や埴輪が数多く出土している。藤岡歴史館の収蔵品にも驚かされたが、ここも大きく美しいものが置いてあってしみじみと見入る。粕川周辺が古代の一大聖地だったことに奮えるのである。しかし、ウィーク・デイ、僕らの他には誰もいない。

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巣箱倒れる


前日は朝からもうひとつ事件が起きていて、昨日の強風で蜜蜂の巣が倒れてしまった。石垣に設置した台が高いので転落後の衝撃で中の巣が剥がれ落ちてしまい、外に飛び出している巣にはハチの死骸がついていた。ショック!

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