朝から仕事。その間、相方が昨日まいた種(シュンギク、ベンリナ、ブロッコリー)の水まき。朝食兼昼食は昨日採取しておいたフキノトウとヨモギのてんぷら。菜の花とクレソンンの辛子マヨネーズ(以上、すべて野草)。メインは小豆ご飯。ようするにお赤飯ですな。なぜ?って。今日は特別な日だかからね♬
月: 2006年3月
ワサビ株分け
ワサビの花が咲き始めた。今年は早いような気がする。アトリエ敷地はH集落の場所の古来から呼び名で「樋口」と呼ばれている。畑の脇に流れる沢の斜面から水がにじみ出している場所があり、野生のワサビが自生している。またアトリエの水道のオーバーフローから導かれる排水路には以前植えられたと思われるワサビが何株かあって、たまに引っこ抜いて擂って食べたりしている。
花を飾る
昨年秋の個展・ライブでお会いした東京のF夫妻が遊びに来る。30代の二人は池袋の駅近くという都会のど真ん中の住まいで、中野で自然食品系のお店を経営している。山の暮らしに思いが募っていたところ、神流川流域に縁ができて、たまたま舞い込んだ僕らの個展にえらく感動していたようだった。現代農業の連載も読んでくださった様子で、初めてのH集落の印象は「まるで別の世界に来たような・・・」。
家の中や敷地を案内したあと、庭先で焚き火を囲んでお茶を飲んでもらった。食材に関するプロなのでとくに食と農と山の関係について話をした。二人は「水の旨さ」に惹かれたようだった。お土産にジャガイモと干し柿、それに帰り際に菜の花の芽を摘んで差し上げた。また遊びに来たいそうだ。彼らのような世代が本当の食の真実に目覚めてくれれば、都市も面白くなる。そんなネットワークがどんどん増えるといいね。
先日の講演会で貰った花束を飾ってみました。
畑初めのジャガイモ植え
ようやくイラストマップのラフが終わったので、今日はいよいよジャガイモ植え。まずは堆肥をフルイで振るって分解できていない小枝とか石やゴミをよりわけ、土嚢袋に入れて背負子で運び、畑にまく。畑は昨年秋に豆を収穫してからそのまま放置してあり、菜の花や様々な雑草が出始めているが、僕らはこれを耕さず、除草もジャガイモを植えるところだけ、という徹底自然農で行くことにする。畑の畝のくぼみに堆肥をまいておき、ジャガイモの種芋を土中におさめるときに、手で堆肥をつまんで周囲の土と一緒に埋め戻す。それだけ。種イモは半分に切って切り口に木灰をまぶしておく。
ウロボロスの神話
昨日、朝のNHKニュースで「長野県の農業被害8億円」とやっていた。今年の大雪、林業の被害もあったのだろうけど、報道されるのを聞いたことがない。一昨年の岡山や四国での台風による倒木、崖崩れ被害もほとんど報道されていないのではないか。