ワサビ株分け


ワサビの花が咲き始めた。今年は早いような気がする。アトリエ敷地はH集落の場所の古来から呼び名で「樋口」と呼ばれている。畑の脇に流れる沢の斜面から水がにじみ出している場所があり、野生のワサビが自生している。またアトリエの水道のオーバーフローから導かれる排水路には以前植えられたと思われるワサビが何株かあって、たまに引っこ抜いて擂って食べたりしている。

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その株がやけに大きくなっているのがあり、じっと見ていると「株分けしてほしい」とワサビが呼んでいるいるような気がしたのでさっそくやってみることにした。いちばん大きな根塊から根別れして小さな株がびっしりと密集しているのだ。それを元からポキリポキリと外していく。一株からかなりの数の小ワサビが穫れた。

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一番大きな元株は、成長点の緑葉がほとんど成長していない。若い旺盛な株に光をさえぎられてしまったからだろう。株分けは間伐みたいなものかな? 移植するにも石が多いので、小バールで穴をこじ開け、分けつしたワサビ苗を差し込んで根を埋めた。これでまた、大きな株からじゅんぐりに食べていけるかな。花わさび・茎わさびも楽しみだね!

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このオーバーフロー水路は昨年から保護し続けているクリンソウが種から増えて小さなロゼットがたくさんできている。今年の花の季節が楽しみだが、ワサビと生息地争いをしそうな気もして、どちらを間引くべきか贅沢な悩みを抱えそうかも?

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