朝、永平寺へ行った。道元がひらいた「禅」の道場であり曹洞宗の総本山だ。のっけから鉄筋コンクリートの大型ホテルのような入り口、そして階段を上がらされ驚く。このお寺は伽藍がすべて木の廊下で結ばれており(後から継ぎ足したもの)、ずっと素足で回れるようになっているのだった。建物はケヤキとヒノキをふんだんに使ったすばらしいものだ。しかし、すれちがう僧侶の目に覇気がない。禅という最も簡素な宗派が鉄筋コンクリートで豪華なお堂を継ぎ足していいのか? などと疑問もわくのでした。
“13日目/福井~永平寺~竹人形の館~東尋坊~松之山温泉(石川)~砺波(富山)” の続きを読む