初おきりこみ


今日はY氏が来る約束をしていた。掃除をしながら昼食兼朝食の準備はなんとタコ焼きだ。といっても丸穴のタコ焼き器を使うわけじゃなくて、フライパンで作るんだけど、問題のタコ、これが安売りのものを「ピチット」冷蔵し脱水したものだが、臭みが抜け身が締まりめちゃ旨くなっている。このままスモークすれば絶品のタコ薫ができそうである。

水溶き小麦粉にHさんちの卵、キャベせんに自家製ネギと自家製ベニショウガ。削りたて鰹節が花を添える。しかしタコが旨い! ピチット恐るべし。程よくY氏登場でタコ焼き後コーヒーをいれて雑談。昨日のNHKの里山ドキュメンタリーは以前Y氏も見ていたらしく、今回は再放送だったようだ。

一昨日町から軽トラで運んでおいた廃材角材を荷上げしてから、その角材をいつも手配してくれているIさんの近所の山に入って、クリ薪を運び出す。この薪はIさんが伐りだいぶ昔に山中で割って積んでおいたものだ。クリ材は水に強く腐りにくい。とはいえ相当の年月がたっている。使えそうな薪を道まで投げ下ろし、軽トラいっぱい分の薪をゲット。しかし、これをまた荷上げし、積み上げて乾かさねばならない。

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屋根直しの手伝い


朝7:30に集会所に集合して屋根の直しを手伝う。老朽化した分校跡の建物に雨漏りが目立ってきた。屋根は、この地区では珍しい瓦葺き。この地ではスギ皮葺きで石屋根が多く、現在は皆トタンにふき替えられている。石屋根は勾配が緩いが、瓦の場合はやや傾斜がある(でないと雨水の流れが悪く雨漏りしてしまう)。その瓦が割れているのを変えたり、ずれた瓦を直したり、瓦との隙間に漆喰を練って固定したりという作業をやる。

高所の作業なので、1階の柱に支点をとって命綱をつけ、雨樋の掃除などもする。区長さんも立ち会ってくれ、作業後は地元のおばさんが作ってくれたおにぎり、つけもの、冷汁。キュウリとタマネギを入れた冷えたみそ汁状のものにすりごまが混ざったもの。これを素麺にかけてごちそうになる。美味しかった。

その後一緒に作業したカナダ人のアダムがアトリエに遊びに来る。焚き火をしてビールで歓談していると昨日のニャンコが遊びにやって来た。

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集い


Y先生の戦争体験を聴く集いを行なった。囲炉裏部屋の改装を急いだのはそんなわけもあったのだ。上がりかまちも板を貼りなおしたりした。集いは寺子屋風の雰囲気がなかなかよかった。改装はまず掃除、解体というほこりまみれのプロセスがあり、大変なんだけど、新しい部屋が生まれるのは本当に嬉しく、感動的である。

今回は和服を持ちよって集まろうと声をかけたが、急に来れなくなった人がいたりして、集まりが少なくて残念だった。でも実験養蚕に挑戦したY氏が、紡いだカイコの糸を持って来たこともあり、相方の和服礼賛レクチャーが聴けたりしてなかなかよかった。

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カレー。梅ジャム・チャツネ


今日もオオムラサキを見た。なんたって環境省レッドデータブッック絶滅危惧種だかんね。それにしても毎日注意してみても4日目。この季節は日本の夏の真っ盛りに入らんといする時期。梅雨の終わりから梅雨空けのまさにその一瞬に、森の王者たる昆虫が出現する。森の宝石、ゼフィルスもしかり。

少年の頃の夏、これらのチョウを採ることは本当に大変だった。なぜなら、この時期は夏休み前であり、週末の学校休みの日にしか虫採りに出れない。オオムラサキに出会える可能性は一年に1~2回しかない。その日が雨である確率は高い。授業中の晴れた初夏の日に、窓から空と緑を眺めた日々を遠く思い出すのである。

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鋸谷式を学びに大学生来る


環境系のイベント「富士山国際エコキャンプ村」の森林部門の講演・講師を引き受けることになり、実行委員の静岡大の2人がアトリエ訪問。事前に鋸谷式間伐を勉強したいということで、ナタ・ノコ、ヘルメット、密度管理竿まで持参というやる気満々の2人を本庄駅に迎えに行く。二人とも農学部、 にゃん太郎君は2年生、森林資源科学科。S子さんは4年生、人間環境科学科。環境問題を突き詰めて鋸谷式間伐にたどり着いたのである。

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