バス停のマヌカ、セトダイの塩焼き


大阪からのお客さんが帰り際にワカメ採りしたとき、僕もちょっとメカブを頂いた。翌日思い立ってそのメカブと畑のアスパラやサクランボをyuiさんのご両親にお届けしたのだが、そのときカラオケ会食に誘われ、今日はバスで街へ。

バス停はアトリエから坂道を3分も歩けば着く。時刻表の看板の道脇は長く空き地になっており、雑草に覆われ放置された植木が枝を暴れさせているのだが、今日はここで鮮やかな花が目にとまった。

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野草料理、昔のスケッチブック、肉なし餃子


さて今回のお客様は、先日大阪の茨木市車作で縄文小屋造りをした「墨歌」の酒井さんとお友達Tさんご夫妻である。Tさんたちは縄文小屋のみならず囲炉裏暖炉作りワークショップにも参加されて僕と顔見知りであり、いま酒井さんのところで食養や野草・自然農を学びながら田舎への移住先を検討中という。

もちろん一番の目的はアトリエの建築と囲炉裏暖炉の視察なのだが、西からのお客様には途中Gomyo倶楽部に立ち寄っていただき、敷地や広場の薪火装置などを見ていただくことにしている。

僕としては酒井さんの目でGomyoフィールドの食べれる有用な野草を教えてもらおうという目論見もあった。4:30に大阪を出られたとのことで、五名には朝に待ち合わせができた。

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大原から朽木へ、湖北と彦根城のサクラ


早朝に淡路島を出発。途中でやっちゃんから連絡が入る。午前中の予定(別件の下見)がキャンセルになり、15時頃までフリーになった。ちょうど京都が近づいたので洛内に入り、大原から安曇川を周り湖北に出てみることにした。

安曇川は大変おもしろい流程の川で気になっていた。京都の奥地を源流に、比良山地の裏手を流れ高島から琵琶湖に出るのだが、琵琶湖に注ぐ川としては湖東の愛知川とともに最も太い流れの川のひとつ。この川を地図で眺めるとき、僕にはどうしてもビワマスの遡上と産卵の光景が目に浮かぶのである。途中の朽木という場所も気になる(トチノキ巨樹があるらしい)。

洛内の桜は半分近く散っていたが、それでも春の京都は華やかで、どこか町家カフェにでもしけこんで、春の日差しをぼんやり眺めるのもいいか・・・などと思ったりもするが、これから怒涛の庭造りと縄文小屋ワークショップを控えているので、そんな気分に浸れない。

大原はちょうどサクラが満開だった。このブログには書かれていないが生前yuiさんと大原の寺を巡ったことがある。旅荘茶谷という人気宿で泊まって、国宝 阿弥陀三尊坐像のある三千院や、平家の建礼門院が余生を送ったという寂光院などを巡った。

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花見と夜の旅立ち


「大地の再生」の本作りが遅れに遅れているのだが、どうしても断れない仕事が次々にやってきてしまい、4/9~10と滋賀県で庭づくりを、4/12~13には大阪で縄文小屋づくりのワークショップをやることになっている。

事前の下見や打ち合わせもあるので前日入りは必須。できれば今日中には出発したいのだが、保育園のサクラが満開で風で散り始め、そして快晴であることから、昼にyuiさんのご両親を花見にお誘いしてみることにした。

まず米を仕込みタケノコを買ってきてすぐに湯がく。まだ本ワサビが残っているので、スーパーKに行ってみたら天然ヒラメとオコゼの刺身があり、いつものサワラも購入。野菜は自家製ぬか漬けに庭の野草、若竹煮、そしてヨモギのパンケーキで〆(ヨモギペーストを冷凍してあるのでいつでもサッと作れる♬)。

写真を撮り忘れたので今回はトラベラーズノートに描いたメモで

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コブシとサワラとエルマーと


コブシの花が咲いた。昨年植えたばかりでまだ樹高は2メートルにも満たないが、場所がいいのでよく育っているようだ。コブシは若い頃に北関東や東北地方で渓流釣りをしていたとき早春の渓で印象的な花だった。まさか、この暖かな四国の地でコブシを植えるとは思わなかった。

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