囲炉裏部屋改装中。
床板をつくる。丸太をクサビで半割りにして、1本の丸太から2枚の厚板をとる。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
囲炉裏部屋改装中。
最も急がれる水道工事に着手。
台所は屋内からの本水道(以前は湯沸かし器経由)と、屋外からの井戸ポンプによる配管が合わさっている。それをシンプルな一本配管にまとめ使いやすい位置に蛇口を移動したい。
井戸は手漕ぎに変えたし、ガス湯沸かし器も外した。あとは一本化あるのみだが、なにせ鋼管である。自由につぎはぎするにはダイスでネジ山を切らなければならない。これをプロに頼むとおそらくかなりの金額がかかる。
思いついたのは、継ぎ手を利用して途中から塩ビ配管にすること。塩ビならホームセンターですべての材料が安価で買えるし、継ぎはぎもノコと接着剤で簡単なのだった。

囲炉裏部屋改装中。
日本住宅の昔は、台所というものは暗く汚く湿っぽいものだった。その対局にあるのが陽当たりのいい庭に面した座敷であった。ところが高度成長期に突如としてステンレスの流し台が出現する。朝起きると布団をしまってちゃぶ台を出して同じ座敷で食を摂るパターンから、立ち式の流し台での調理とテーブルでの食事へ。
一体形成のステンレス流し台を生み出すことは、当時かなり困難な仕事だったらしいが、見事に成功し日本初のステンレス流し台のメーカーが登場する。「サンウェーブ流し台」というやつである。
これもそのサンウェーブだがたぶん一番初期のものだろう、合板とデコラ貼りがかなり傷んでいるので、上部のステンレスの部分だけ使うことにする。バールとドライバーを使って、解体である。

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問題は山積み。とくに水道まわり、シンクまわりはどうしよう・・・。だいたいにして、台所のシンクって、まともに買ったりオーダーしたりするとトンデモなくめちゃ高い。しかし、みなさんどこにそんなお金があるの?
ま、そのシンクの内容は考え中として、焦眉の急は水道配管の直しだ。
鋼管なので素人にはムリか? と思ったが、まてよ・・・塩ビ管と鋼管の接続継ぎ手があったはず。鋼管を曲がりの部分でネジを外して(パイプレンチを使用して素人でも可)、そこから塩ビ管に継ぎ変えてしまえばいいではないか。塩ビ管ならノコギリと接着剤で自由自在に配管ができる。
と思ったら居ても立ってもいられず「群馬管材センター」へ。高崎の問屋町にあるここは、旧アトリエ時代もずいぶんお世話になったものだ。ホームセンターにはない特殊継ぎ手も置いてあり、もちろん値段も安い。
