桐生市内は桜の名所が多い。コペンをオープンにしていくつか見てきたがいまいち天気が冴えない。黄砂なのかケムなのかスモッグなのか知れないが。ついでにお隣、笠懸町に岩宿遺跡という史跡の山があり、そこのカタクリを見に行ってきた。水道山公園は松枯れがどんどん進んでおり、岩宿の山はナラ枯れも進行しているようだ。
カテゴリー: 動植物
太田金山の松枯れ
太田金山といえば先日ライブをやった近くだが、山頂付近は「金山城跡」として市が整備したりしている。そこは、むかしはアカマツが多く幕府に献上するほどの松茸の産地であったらしい。ところが、例によってマツ枯れが始まって、公共機関は薬剤撒布をやった。周辺住民への健康問題も多く発生していたらしい。そして、やはり薬は効かずマツは枯れ続け状態。
で、市が始めたのが
「太田市のシンボルとして多くの市民に愛されている金山の赤松は、松くい虫等による被害により、毎年約 5,000本が枯れている現状にある。赤松は下草を大変きらい、いつも下草のない状態を保持することが大き な予防策とされているので、市民参加による赤松を守る運動として赤松管理オーナー制度を設置する。」
赤城のミズバショウとマツ枯れ
マツ枯れ研究異説
このところ、時間をみては森林関係の図書を読んでいる。特に興味深いのは土壌生物の研究者、小川眞(おがわ・まこと)氏の『森とカビ・キノコ』(築地書館 2009.8)である。
小川氏は過去に森林総合研究所(略して「森林総研」以下)にいたことがある。森林総研は林野庁の外郭団体である。マツ枯れの原因は虫(マツノマダラカミキリ+マツノザイセンチュウ)であるとして薬散布を続ける論理構築をしてきた。しかし、小川氏は異説を唱えていたのだ。