僕にとって「魂の森」とは


同居人の相方の直感はかなかなスルドイ。鶴ヶ島の講演前に図書館で『魂の森を行け』を借りてきて読み、「なんだこりゃ!」「これウソだよ~」とか一人言をつぶやきつつ(かなり辛そうであった)、宮脇氏の誤謬に瞬時に気付いたようだった。
http://wind.ap.teacup.com/yamakaze/123.html

人は権威に弱い。肩書きに弱い。日本人はとくにそうだ。これみよがしのハッタリにだまされる(しかし、本物はハッタリなどかまさないものだ)。それより、なぜこのような人が世の中にメジャーに登場してくるのか? ということを考えなければいけない。

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ワサビソースとマスタケ


講演とその準備でイラスト仕事が2日ほど中座してしまったので再び仕事にかかる。しかし、大仕事の後は、余波があってなかなか仕事にノレない・・・。講演感想というか総括というか、そんな文章を書いたりしたこともあって。しかし、もやもやとしていたイメージがくっきりと輪郭を現してきたようで大きな収穫はあった。

冷蔵庫に和牛ステーキ肉1枚(半額セールで買った小さめサーロイン/590円)があったので焼いて食べることにする。水路のワサビを1本引っこ抜き、クレソン、とう立ちを始めた菜の花も採ってくる。ジャガイモを茹でてマッシュにし、菜の花を茹でてクレソンとともに添える。

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キツツキの気分で


ここのところキツツキのドラミングがよく聞こえる。少なくとも3~4匹、同時に方々から聞こえるのだった。

と、なにやら薪置き場から「カリカリ・・・」というかすかな音が。これは薪に虫喰いが入ってしまったのだ。昨年の1月に伐ったクヌギの薪がとくにひどい。

丸1年乾燥したのだから、今時分は最高の薪として囲炉裏で活躍するはずだった。思えば初夏の頃、カミキリムシがさかんに産卵に来ていた。そして秋あたりから「カリカリ」と音が聞こえるようになり、薪置き場に木の粉が吹いている。皮をはいでみると小さな白いイモムシがぽろぽろと落ちた。

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土浦のカワセミ


マップ取材で茨城の八郷、土浦へ。筑波山と加波山をつなぐ山稜の荒廃状態は間伐BBSに書いた。土浦は蔵の町並みや市の中心部にある亀城公園などをまわった。前夜、ホテルの部屋で深夜まで霞ヶ浦の記事を書き、寝不足がたたったのか街歩きの途中で足をくじいいてしまう。アトリエではいつも軍足と下駄で歩いているので、ひさびさに履く軽登山靴が慣れなかったのかもしれない。足をくじくなど、サッカーをやっていた中学校以来の出来事で、逆に嬉しくなってしまった(笑)。ともあれ足をひきずりながら市内を回った。

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霞ヶ浦は今・・・


マップの取材で茨城に来ている。かすみがうら市の周辺で霞ヶ浦を間近に見る。茨城生まれの僕だが、霞ヶ浦をまじまじと眺めるのは初めてのことだった。その汚さに驚いた。薄茶色に濁っている。そして臭かった。いつもこんな風だ、という。が、もちろん昔はこうではなかった。案内してくれた方は「昔ここで泳いだことがある」と言った。透明と呼ぶまではいかないけれど、普通の川のような水色だった。そしてシジミがたくさん採れたそうだ。また、大きな二枚貝もいて、それを切り干しダイコンと一緒に煮たものが家庭のおかずになっていたという。わずか40年前のことである。

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