いろいろ見ておきたいものがあって、鎌倉へ行った。朝4時にアトリエを出発。鶴岡八幡宮に車を止め、参拝して参道を歩き始めるが、鎌倉彫のいい店をみつけてしばし鑑賞。鎌倉彫というと、素人っぽい花のレリーフを連想するが、この店のものはデザインも良く、彫りに雄渾な感じがあって惹かれた。店の人の話では、作家のものではなく、店のデザイナーが図案を決め、職人に分業で作らせているという。材は北海道のカツラ、漆は国産だそうだ。記念に小さな手鏡を買った。
カテゴリー: 動植物
古墳
藤岡市上落合の七輿山古墳をみにいった。かなり大きな前方後円墳で、サクラの名所に仕立てたらしく大木がずらっと並んでいる。風が強いんだろうな。頂上のツゲの木が高山帯の矮小木のようになっている。古墳の下部に頭のとれた石仏群がズラ~っと並んでいる。
ユズ移植、スギ薪割り
藤岡のIさんが手伝いに来てくれて、温水器の構造チェックや据え付け場所の検討などをやった。午後からかねてから計画中だったユズの木の移植をやる。ちょっと離れた場所にY先生が保有しているミニ果樹園があって、そこにはユズとイチジクが育っている。「どれでも1本あげるから、こっちに植えるといい」とY先生から言われて、僕らはすでに移植するユズを1本選んでいたのだった。
しかし苗植えして20年経過したというユズの木はすでに大人を背丈を超えており。根元は大きなダイコンほどの太さがある。スコップ、トウグワなどを使ってIさんと僕と相方3人で交代で土を掘る。根が伸びているところ剪定ハサミで根切りして作業を続け、2時間ほどでようやく掘り上げる。軽トラに積んで、アトリエ敷地に運ぶのがまた大仕事だった。重い上になにしろユズの木はトゲをもっている。
ある堰堤
一日じゅうイラストの仕事。夕刻、藤岡まで降りて買い物。途中、スーパー林道の入り口にある沢の堰堤を写真に撮る。昨年から半年くらいかけてダラダラと工事をやっていた砂防堤であるが、できたとたんにすでに天端まで土砂で埋まっている。しかし、ここに堰堤を作る意味は全くないと思うが・・・。一帯は間伐遅れの線香林で、雪折れの自然間伐が多数入っており、倒木がずいぶん見られる。そして間から常緑樹が生えてきて中層を満たし始めている。この堰堤一個で工事費数百万はくだらないだろう。
ワサビ株分け
ワサビの花が咲き始めた。今年は早いような気がする。アトリエ敷地はH集落の場所の古来から呼び名で「樋口」と呼ばれている。畑の脇に流れる沢の斜面から水がにじみ出している場所があり、野生のワサビが自生している。またアトリエの水道のオーバーフローから導かれる排水路には以前植えられたと思われるワサビが何株かあって、たまに引っこ抜いて擂って食べたりしている。