苫小牧演習林、モエレ沼公園(4日目、ジンギスカン)


翌朝、苫小牧へ向かい、北大の苫小牧演習林森林と人間に行ってみる。昨年、この演習林の育ての親である石城謙吉氏が『森林と人間~ある都市近郊林の物語~』(岩波新書)という本を出された。私はこの本が今後の日本の森林を考える上でとても重要なものになると思い、当ブログで長々と解説した(こちら)。実際にその場所に立ってみたかった。

入り口はなかなか分かりづらい場所にあったが、なんとか探し出し、早朝に到着。

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屋久島紀行17.(淀川登山口〜尾之間温泉〜安房)


朝、山小屋から1時間ほどで車道へ出る。ここはもう一つの登山口、宮之浦岳への日帰り縦走が可能な淀川登山口。

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屋久島紀行16.(宮之浦岳〜花之江河〜淀川小屋)


暗いうちから起きだして、日の出前に出発する。前夜、星が出ていた。天気は晴れ。僕らは勇躍、屋久島最高峰への縦走へと出発した。

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屋久島紀行15.(小杉谷〜縄文杉〜高塚小屋)


世界遺産登録をきっかっけに「縄文杉」はすっかり人気者になり、ガイドつきのツアーが組まれたりしている。が、日帰りで行くなら車止めから徒歩往復10時間という素人にはハードなコース。

屋久島最高峰の宮之浦岳に登るにはそこからさらに奥に進む。島の外れでキャンプしていた僕らは出遅れて、登山起点に着いたのは9時過ぎ。すでに駐車場は満杯(50台!近くいただろうか)。ようやく隙間をみつけて路駐する。

最初は森林軌道を歩く。屋久杉の運搬に使われたトロッコのレールの上を歩くのだ。

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野反湖へ


今年の夏の暑さはかなりのもので、おそらくこのアトリエでも熱帯夜になっている。同じ群馬県下の館林で40度を越える最高気温を記録。麦収穫前後の雨続きにもハラハラさせられたが、その後はお湿りのない日々がずっと続き、気温は上がるのに夕立の雨がない。いったいこの暑さは何なんだ。うー、避暑に行こう!

というわけで、目指すは野反湖(のぞりこ)。群馬、長野、新潟の県境に位置する、2000mの山々にかこまれた高原の湖のほとりでキャンプするのだ。セカンド・カーのアクティに荷物を積み込んで出発。途中に温泉がいくつかある。前々から気になっていたS温泉の露天風呂に行ってみた。川の中から湯が湧き出ており、混浴の露天風呂と聞いていた。

ところが、現地に近づくにつれ、川の様子に一抹の不安がはしる。爽やかな渓流ではなく、キタナイ感じのする、流れなのである。花敷温泉の建物を過ぎてもその川の印象は変わらない。S温泉用の無料の駐車場には、たくさんの車が止まっており、キャンピングカーで来て、すでに酒盛りしているグループもいる。

そこに車を止めて、いちおうタオルと着替えを持ち露天風呂まで行ってみたら、女性はもちろんオッチャンも海パンで入っている。やっぱり流れと周囲の雰囲気がキタナイ感じがして、コケやヌルがついている。小屋掛けの小さな湯船もあるのだが、そこには地元爺さんがいて、女性が一緒に入れるような雰囲気はない。

結局、入らずにUターン。硫黄臭のない無色透明の湯であることも、そそられない要因だった。全国の山岳渓流をいろいろ釣したことがあるので、水の色とか石につくコケの感じを見ればピンとくるのだが、この川は発電か何かの取水をされて水量が少なく、上流の民家の排水が入っていると思う。草津まで戻って外湯に入った。

野反湖には夕刻着いた。キャンンプ場は駐車場から15分ほど歩かねばならないので、荷物移動用にリヤカーを貸してくれる。キャンプ料金は2人で1,900円。このキャンプ場はアウトドア雑誌で日本一のキャンプ場に選ばれたこともあるそうで、さすがに雰囲気がよく気持ちがいい。

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