林道取材7.(内子の木蝋、四万十の焼き肉)


四万十町へ向かう途中で内子に立ち寄る。和紙と木蝋(ロウ)で栄えた町であり、古い街並が保存されている。重要文化財の旧家を見学、独自の晒蝋生産(さらしろう-=高品質で大量の木蝋を生産できる製法)は海外にも輸出されて、巨万の富をもたらしたという旧家の暮らしぶりがうかがえる。そう、外貨を稼いでいたのは繭だけではなかった。しかし木蝋はその製造の特殊性からか養蚕のように広がりをもたなかった。

もうひとつ見たかったのは道の駅「内子フレッシュパークからり」である。産直の農産物販売や、ハム加工パン焼き販売、農産物直営のレストランの成功例として知られる。ここは企業のCI(コーポレイト・アイデンティティ)と同じように、ロゴマークまで作ってレストランの皿や車にまでそのロゴが使われているなど徹底している。

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林道取材2.(足助~名古屋泊)


愛知県足助町の「足助屋敷」は別冊現代農業『田園工芸』で取材したのが99年だから8年ぶりの再訪となる。館長さんは僕のことをよく覚えておいであった。似顔絵を描かせていただいた職人さんの中にはすでに鬼籍に入られた方もいるというが、番傘づくりのおばさんと再会を果たした。

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近代田舎創造社・赤城温泉御宿総本家


住宅や店舗などの設計を手がける「近代田舎創造社」の田胡さんは、かつて大手住宅メーカーに勤めていた時代もあったそうだが、5年前にこの赤城南麓の雑木林を購入。林床にはびこっていたアズマネザサを刈り、太くなっているコナラなどの木を倒した敷地に、毎年1棟のペースで小屋を建てている。

最初にお茶をいただいたガラス建築もその一つ。他には、どっしりとした石窯を据えたギャラリー風の建物あり、柿葺きの茶室あり、掘っ立ての炭焼き小屋もある。敷地の高台にある自宅とされている家を最後に案内していただく。

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粕川へ


宮城県の冬水田んぼに作った看板に貼るイラストがようやく完成。メールで送れるか? と思ったら、データが50MB以上ある。なにせ4色の画像EPSデータ、さらに手書き文字をTIFでとりillustratorで貼付けるという凝りようだ。というわけで結局CDに焼いてヤマト便。それでも朝9時までに鬼石の集荷センターに届ければ夕刻に都内に着く。

その足で前橋へ。朝食兼昼食をとり、さて今日はどこの温泉に行こうかな? といういつものパターン。さすがに徹夜明けで草津までのドライブはキツい。気になっていた赤城温泉の「御宿総本家」に行くことになった。ここのご主人東宮さんは、昨年の僕らの高崎個展に来てくれて食事までごちそうになってしまったのだ。

カーナビで途中に「粕川歴史資料館」が見えてそこに立ち寄ることにした。養蚕の道具が豊富に展示してある。前橋周辺は古墳が多く土器や埴輪が数多く出土している。藤岡歴史館の収蔵品にも驚かされたが、ここも大きく美しいものが置いてあってしみじみと見入る。粕川周辺が古代の一大聖地だったことに奮えるのである。しかし、ウィーク・デイ、僕らの他には誰もいない。

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