前に畜産の悲惨な状況を書いたが、では乳牛についてはどうなのか? 岩手で自然放牧の牛飼いをしている中洞正さんの『黒い牛乳』(幻冬舎メディアコンサルティング2009)という本を読んだ。これまた衝撃的な内容だった。乳牛もまた、肉牛の肥育にまったく同じなのである。飼料は輸入穀物(遺伝子組み換えトウモロコシが主)、そして密飼いである。
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2017九州豪雨!/その2
2017九州豪雨、連日テレビの映像や続々とアップされるYou Tube の映像などを見ている。この頃はドローンでの撮影が導入されているので、現地の様子がよく解る。
それにしても凄まじいまでの流木である。多くが根っこを付けていることから、土砂崩壊で滑り落ちたスギと思われる。そしてかなり太いサイズのものが混じっているのが特徴的なのではないだろうか。
2017九州豪雨!
今回の九州豪雨、所によっては500ミリ以上の雨が降っている。これはヨーロッパ諸国の年間総雨量にも匹敵する。が、この程度の雨は、日本の山間部ならこれまで何度も降っている。50年から100年の間には出くわす雨である。
それより押し流された流木の多さと、とくにその太さが特徴的だ。あの通直さ、皮の剥け方、明らかにスギである。九州は戦後の拡大造林時に植えられたスギ林がたいへん多く(被害の集中した日田はその一大植林地でもあるのだが)そのスギは根の貧弱な挿し木苗から育てられたものだ。
梼原町の隈研吾建築行脚(雲の上のホテル・別館その1)
朝、快晴の空を見ていたら、高知梼原町の隈研吾建築群を見に行こうと思い立った。急いでホテルを調べたら満室。が、直接電話してみるとツインが一部屋空いており、シングルユースで泊れるという。料金も安かったので朝食付き1泊で予約。地図でコースを頭に描いてカーナビをセット。坂出から高速に乗り、愛媛周りで行くことにする。
梼原町は2004年、群馬に引っ越す半年前に講演+ワークショップで訪れたことがある。このときはyuiさんに講演中の写真を撮ってもらい、帰りは車で高松へ送ってもらった。当時、地芳峠のトンネルはまだ工事中で、ハードな峠越えで帰路に着いたのである。その出来上がったトンネルをはなんだかタイムマシンのようで、ここを抜けると13年ぶりの梼原町だ。
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