魂の森とは?


藤岡の「たむら」でお土産にいただいた塩サバを再び囲炉裏で焼いて昼食に食べる。感嘆するほど旨い。蒸し器で温めなおしたご飯も美味しい。「蒸し器で温めたご飯」などというものは今や死語だろう。冷や飯を温めるのはどの家庭でもきょうび電子レンジだものな。蒸し器のご飯はべちゃっとして不味い気がするけれども、アトリエのはまるで炊きたてのごとく美味しい。もともと山水で薪で羽釜で炊いたご飯だからメチャ旨ご飯なのだけど、これを蒸し直すと美味しいのは、水蒸気をたてる水の美味しさがちがうからか? ともあれ、熾炭で焼く魚は旨い。

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乙母の山へ/Kさんの鋸谷式間伐


トラック移動販売のクロサワ商店のおじさんのお兄さんが、上野村でいい山づくりをしているという情報を入手して、乙母(おとも)集落に住むYKさん(74歳)を訪ねた。あらかじめ『図解 これならできる山づくり』をお渡ししておいたのだが、YKさんは僕と顔を合わすなり「私のやり方は鋸谷さん大内さんの本といっしょですね」と言った。

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近所の鋸谷式


朝から一日じゅう連載の仕事。相方は畑へ。夕刻前にラフが仕上がって東京へFAXで送る。今回のテーマは料理。しかし僕がこんなに食べ物好き料理好きとは、HPを立ち上げるまでみんな知らなかっただろうな。山暮らし1年目からして畑にのめり込むことができるのは、この料理と直結していることも大きいのだ。なにせ無農薬の採りたての野菜は旨い。味が濃く深いので、同じ料理でも素材の強力さで別物になってしまうのだ。
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2日目/白川郷~古川~高山~名古屋~伊勢」


朝食後、早々に世界遺産の「白川郷」へ向かった。最も大きな合掌造り民家「神田家」に見学に入った。白川郷の建物は養蚕農家の構造だが、地下では火薬の原料を製造していたという。それがまたこの建築を巨大なものにしていたのだ。原料は屎尿と植物、微生物の分解によって火薬原料の硝酸を抽出する、その過程で蚕糞も使うという高度な秘密があった。この事実はようやく公にされ調査研究が始まったばかりである。

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鮎川


朝、カマを手に畑をぶらぶら見回りながら、野菜の成長に一喜一憂しつつ、食べる分だけ収穫する。この時間がなかなかイイ。なんて、だんだん畑オタクになってきました。梅の実がまだわずかに木に残っているのを梯子で収穫。カボチャは種をじか植えで移植しなかったものだけが大きくなっており、実を結んでいる。でも、ほかのカボチャもじわじわ大きく育っているのだ。後半が楽しみなのだった(前半に大きく育った他の人のカボチャは、イノシシ(?)にやられてしまったものが多い)。

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