林道取材、西へ7.(再び松山へ)


四国の古民家には中二階という構造が見られる。最初、2階の窓がやけに小さいので不思議に思っていたのだが、2階は物置であって、屋根と一階天井の空間を大きくとることで夏の暑さをしのぐ工夫なのだ。その下にまた軒を出す。この構造だと家も乾きやすく、長持ちするだろう。徳島には茅葺きが多くみられるが、現在はほとんどトタンをかぶせてしまっている。Tさんも以前はこのタイプの家で、囲炉裏を使っていたそうだ。

また農家の納屋に煙り抜きの小型屋根がみられるものがあって、なかなか可愛らしい形なのだが(舌写真)、これはタバコ葉の乾燥のために中で火を焚いていたのだそうだ。

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林道取材、西へ5.(四万十町現地取材2)


四国霊場 第37「岩本寺」の宿坊は田辺さんのお姉さんが仕切っておられるのであった。そのお姉さんと、朝食後に喫茶室でいろいろと話しをした。昨日の膳もお姉さんの計らいのようだった。僕は広間に立てかけてあった絵のことを訊いた。それはかなり大きな日本画で、青地に金で銀河のようなのたくった曲線がアクションペインティングのように置かれ、そこにグリッドを切って、部分に絵はがきのような風景画が描かれている。よく見るとそれは同じ地に描かれたもので、沈下橋の風景だった。ということは、この銀河は四万十川の暗喩なのだ。
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林道取材、西へ2.(木曽ヒノキ林を見る)


明け方3時過ぎにテントを撤収し、中山道の奈良井宿に進路をとる。中山道は江戸と京都を結ぶ主要路だった。群馬の中山道はすべてトレースしておいたので興味が浮かぶ。奈良井は中でも宿場の古民家が最も多く保存されている観光地のひとつ。といっても明け方に到着してしまい、お店なんぞはすべて閉まっていてまだ誰も歩いていない。コペンでゆっくり街道を巡回して建築を観察したり、井戸のようにつくってある湧水を飲んだり、写真を撮ったりした。入り口に戻ってみるとなんと車両侵入禁止の標識が・・・。

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茶の湯の精神/棗(なつめ)個展終了


個展最終日。午前中はアトリエでのんびりする。伐り旬をまちがえたシラカシの薪に大量のカミキリムシの幼虫が入ってカリカリ音がしていたが、いよいよ成虫になってご登場である。クヌギとカシはキイロトラカミキリが多いようだ。薪は穴だらけで足で踏むと簡単に折れてしまう。1年たたずして「お酢の薪」になってしまった。その穴からちょうど成虫が出ようとしている場面に出くわした。

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紙芝居ライブはアートなのだ


朝、地元紙の上毛新聞に個展と紙芝居ライブの案内が掲載された。記者さんがみずからの感想をまとめてくださったかのようないい記事が嬉しい。写真は入り口通路壁の絵地図作品。

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