カレイの昆布じめ


朝、仕事用の資料として西岡棟梁の『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』をもう一度読み返す。この本、2004年の7月、母と奈良を旅行した際、薬師寺の中のショップで買ったものだ。父の長い介護から開放された母にとって、始めての大旅行であった。その足で四国に渡り、母と屋島寺、金比羅山、善通寺を回った。2004年は山への移住を決意した年でもあった。私は法隆寺の境内で母に離婚することを告げた。


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M君の腕前


花が咲かないうちにGomyo倶楽部の花見会になってしまった。が、今回は漁師のM君が魚持参で遊びに来てくれるというので楽しみにしていた。バロンもいろいろおこぼれが貰えるからか、宴会は嫌いではないうようであるw。

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春のイカナゴ


「しんこ」・・・東京ではコノシロの幼魚で寿司ネタとして有名であるが、こちら関西ではイカナゴの稚魚(生後3〜4ヶ月のもの)をいい、瀬戸内の春を告げる魚として知られる。そしてこちらの人は、これを醤油とみりんで煮た「いかなごのくぎ煮」を尊ぶのである。イカナゴは、2月末から4月半ば頃までの、体長3cm前後が最もうまいと言われている。

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モン・ドール、ジャガイモとネギのスープ、ピザ3種


この季節、わが家にはチーズのお届けがある。今回は「モン・ドール」という熟成チーズが来た。それにスランスの白カビチーズ「ブリー」、そしてパルミジャーノがミックスされたピザ用のMIXチーズ。というわけで、今日はスタッフの慰労会も兼ねて、ピザ&チーズ大会となった。まずは客人到着の前にジャガイモとネギのスープを用意しておいた(写真手前)。

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草取り、春菊のナムル、炭火のチカラ


天気がいいので午前中草取り。バロンも外に出していっしょに戯れる。相変わらずアクティブな動作で、気が狂ったように走り回っている。畑の被害も出ている。花にやってきたミツバチを狙って猫パンチで捕まえようとするのだが、それで茎を折られてしまうのだ。すでにソラマメ2本が被害を受けた。

畑でマンバとシュンギクを摘んだ。シュンギクは黒胡麻と荏胡麻油と少量の醤油で和えてナムルにすると美味い。この味は松山のとんそく店で教わった。シュンギクのあの青臭い味が極上の美味に変化してしまうのだ。

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