天気がいいので午前中草取り。バロンも外に出していっしょに戯れる。相変わらずアクティブな動作で、気が狂ったように走り回っている。畑の被害も出ている。花にやってきたミツバチを狙って猫パンチで捕まえようとするのだが、それで茎を折られてしまうのだ。すでにソラマメ2本が被害を受けた。
畑でマンバとシュンギクを摘んだ。シュンギクは黒胡麻と荏胡麻油と少量の醤油で和えてナムルにすると美味い。この味は松山のとんそく店で教わった。シュンギクのあの青臭い味が極上の美味に変化してしまうのだ。
すり鉢であたったゴマは竹のスクレイパーを使うと実にきれいに取れる。スクレイパーの先が痛んで不揃いになってきたら、ハサミで切りそろえると機能が復活する。
マンバは油揚げと小型のいりこと共に炊く。この季節はイカナゴだなぁ。兵庫県産の朝の釡茹でのものが最高に美味い(これは関東では味わえないものだ)。もう少しすると大きいものが出始めるだろう。
実は昨日の焼きそばに入れるつもりでスルメイカを買ってあったのだが、入れるのを忘れてしまい、さてどうして食べようか? 揚げるのも面倒なのでそのまま炭火焼きに。
これが、めっぽう美味い! すでにリングに切られた解凍品(しかも赤札)なのだが・・・。塩も付けずにそのまま炭火で焼くだけでこんなに美味いとは。いやはや炭は偉大である。
囲炉裏用とは別に、小さな火吹き竹を作っておくと便利である。金網は100円ショップで買った真鍮の針金で自作したもの。銅線バージョンも作ってある。
すでに腹がふくれたがせっかく米を炊いたので一杯だけ食おう。必殺「目玉ネコまんま丼」だw。目玉焼きは、小さなフライパンに油を引き、白身の端が焦げかけてきてから少量の水を差してフタをして一瞬で取り上げるとこんな感じにキレイにできる。
もちろん黄身はトロリ状態。ここに削り立ての鰹節を醤油をかけて食べるのだ。サブとして焼き海苔と少量の納豆があるとさらに楽しめるが、ついついご飯が進んでしまうから要注意なのだ(笑)。
しかし、炭をこんなふうに楽しんでいる人って意外に少ないんだよね。炭焼きに熱中するボランティアの人や、炭が身近に手に入る山暮らしの人も案外炭を使っていないんだ。夏のバーベキューだけじゃもったいないよ。
それにはやっぱり燠炭を利用するのがいいのである。着火や火起こしが早くて楽、そして少量で使っても消えにくいのだ。「囲炉裏暖炉→燠炭できる→火鉢利用→小さな調理」このサイクルがもっと普及するといいなぁ、ただし枯れ枝の燃料ではいい燠炭はできないけどね。