以前、笠間で買ったお気に入りの湯のみだが、実は買ってしばらくして
割ってしまった(泣)。
それをYKが「金継ぎ」という技法を習得して直してくれた。
生漆(きうるし)で割れた陶器を接着させ、割れ目を金粉で装飾するという
日本古来からの欠け陶器の再生法である。
これがまた、装飾としての意味をも持ってくるからスゴイ。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
以前、笠間で買ったお気に入りの湯のみだが、実は買ってしばらくして
割ってしまった(泣)。
それをYKが「金継ぎ」という技法を習得して直してくれた。
生漆(きうるし)で割れた陶器を接着させ、割れ目を金粉で装飾するという
日本古来からの欠け陶器の再生法である。
これがまた、装飾としての意味をも持ってくるからスゴイ。
友人の父の葬儀で水戸へ日帰り旅。
水戸の中心部にガラス建築を導入したデパートが生まれた。このデパートは僕が子どものときからあって、常に東京の風が真っ先に流れて来る場所だった。VANの服も、マクドナルドも。
この忙しいというのに相変わらず悠長に、削りたての鰹節で出汁をとった味噌汁に羽釜で薪で焚いたご飯を食べている。ご飯が旨いのはいつものことだが、取材旅行の最中に四国で買った漆器のお椀で飲む味噌汁がことのほか旨い。
これまでアトリエでは貰い物の中古椀を使っていた。それはケヤキの曲げ椀なのだが塗りがはげて吸う部分の木肌が出ていた。飲むときに口にザラっと当たって不快な感じがしていたものだ。それが、新品の塗り椀に変えたことで、汁の味が鮮やかに解るようになった。まあ、予想はしていたが感心したものである。