虫の音が聞こえ始める。眠ったあとの冴えた頭にはっきりと三種の音が聞き分けられる。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
17日に脱稿してから睡眠をたっぷりとって回復をはかっている。電磁波(?)でガチガチに痛かった首と肩の痛みもいくらか和らいだ。Gomyo倶楽部でたっぷり汗をかいたのもよかったかな。
本の執筆の完成間際は平均睡眠時間が2〜3時間。机の上で睡魔に襲われてどうにもならなくなったら囲炉裏暖炉の前のソファーベッドに倒れ込んで仮眠→たいがい2〜3時間で目が覚めてすぐ仕事・・・というのが通例となる。
解決できなかったもやもやとした部分が、あるいは新たなアイデアが、目覚めたときにひらめきとともに降りてくることが多い。こうなると風呂も食事時間もデタラメw、時間は無視して必要に応じてとることになる。
でも、食事に関してはどんなに忙しくても出来合いのものや加工食品はやだね。今日も朝からお惣菜づくり。ナスのゴマ油炒め生姜じょうゆ和え、カボチャとエリンギとタマネギのクミン炒め。

いよいよ追い込みなので囲炉裏暖炉の前に簡易ベットを置いて(ソファーは開閉式でベッドにもなる)、仮眠をとりながらぶっ続けでPCの前へ。連日2:00起床。ここから明け方までの時間は雑音がほとんどないのでかなり集中できる。
5時ごろから炊事にとりかかり、6:15に朝食。これで塩サバ3切れ終了。赤札モノだったので早く食べ切りたかったこともあり。

群馬から持ってきたスギの一枚板60㎜厚、1,820×590㎜に2台のiMacを置いていたのだが、古いほうのiMacを撤去して資料を置いたり絵を描くスペースに変えたらだいぶ使いやすくなった。
その一枚板にナラ集成材25㎜厚、1,400×590㎜をくっつけてL型テーブルにしているのは拙著『国産材でつくる インパクトドライバー木工』に書いた通りだが、そこにiPadPro、MacBookProの2台を置き、都合3台のMacを駆使して仕事の追い込み中😓
27インチiMacはDTP専用にしてMacBook Proをフォトショとイラレのグラフィック専用に、イラスト描きはiPadProで。3台は無線のAirDropで連携できる。最初、AirDrop使えるのかな? といぶかっていたのだが、重たい画像でもけっこう早く飛ばせる。
しかし仕事が佳境になってきたら電磁波のせいか首と肩が痛い。前著のときあまりに激痛でアースを新設してiMacにつけたのだが、さすがにWiFiとBluetooth使いまくりは良くないか・・・まあ本が終わるまでは我慢するしかない。

3月からnoteに無料公開をはじめた『人工林の科学』が残り2本となり、昨日の夜それをアップしてようやく完結。合計13本になった(講義編7本+調査編5本+あとがき)。ネットではページあたりでは1000〜3000文字でまとめるのが主流らしいが、中には4000字を超えるものも出てしまった。
『人工林の科学』は商業出版をしようと完全版下まで作っていたのだが、出版社に企画書が通らずボツになったままだった。Amazonのダイレクト・パブリッシング(電子書籍とペーパーバックを自分で価格設定しセルフ出版できるシステム)も考えたのだが、どうにも乗り気が出ない。海外最大手のプラットフォームに、長年苦労して書き上げた作品を流してしまうのもどうかと思うのだ。
しかし「大地の再生」の単行本を出す前に、この人工林問題の提起をしっかりアピールしておかないとよろしくないと考えた。そこでnoteだ。いまnoteの編集機能はかなり充実しており、引用文などもわかりやすく挿入できるようになっている。
