ゼンダンの花が咲き始めた。
カテゴリー: お遍路
花へんろと大師像
高松市立美術館の図書室へ行って空海の書物を調べていたら『NHK 国宝への旅〈9〉』という本に出会った。善通寺の特集が組まれており、国宝の「金銅錫杖頭」や「一字一仏法華経序品」がしっかり写ってる。
仏像も載っていたが、驚いたのは先日のブログで誉めていた「如意輪観音菩薩坐像」の鮮明な写真があったことで、しかもこの本では、重文の吉祥天立、地蔵菩薩立像と共に「伝・空海作」と記載されれていた。
75番、善通寺
四国霊場開創1200年記念を機に車遍路中。2014/4/6「1番霊山寺」から順不同で巡礼している(現在34箇所目)。
お遍路の記録はネット上にたくさんあるが、やはり若い歩き遍路の日記が面白い。歩き遍路は宿に宿泊するのと野宿をする方法があるが、善根宿や通夜堂という激安もしくは無料という場所を利用することもできる(いろいろ併用している人が多いようだ)。
なにしろ遍路は歩く距離が長いので予定が立てにくく、先に宿を予約してしまうとそれにしばられて自由度がなくなる。かといってキャンプや野宿する場所は限られる。歩き遍路の泊まり場所はなかなか悩ましい。
84番、屋島寺
屋島寺は高松市の海沿いの山の上にある。屋島というくらいだから、昔は島だったものが埋め立てら現在は陸続きになった。台形の特徴ある形から高松市民のランドマークになっており、歴史的には源平合戦の古戦場として有名だ。水族館や夜景など観光名所にもなっている。
ただし、山上に上がるには有料道路を使わねばならず、そのわずかな距離にもかかわらず630円と異常に高い。
山上にはバスが何台も止まれる大型駐車場や土産物屋やホテルがある。バスでやってきたお遍路さんが屋島寺へ向かう。
33番、雪蹊寺
ここで逆打ちになってしまった。33番札所「雪蹊寺 」へ。手水鉢に学校帰りの子供たちがたむろして、柄杓から水を飲んだりしている。高知の子供たちは天真爛漫で、実に子供らしくていいのだ。