屋島寺は高松市の海沿いの山の上にある。屋島というくらいだから、昔は島だったものが埋め立てら現在は陸続きになった。台形の特徴ある形から高松市民のランドマークになっており、歴史的には源平合戦の古戦場として有名だ。水族館や夜景など観光名所にもなっている。
ただし、山上に上がるには有料道路を使わねばならず、そのわずかな距離にもかかわらず630円と異常に高い。
山上にはバスが何台も止まれる大型駐車場や土産物屋やホテルがある。バスでやってきたお遍路さんが屋島寺へ向かう。
途中の壁に源平合戦の絵図と、主な登場人物の説明看板がある。
観光客の外人さんが義経と静の顔出しプレートで撮影中(微笑)。2人がどういうキャラなのか解っているのかは不明w。
屋島寺はあの鑑真和上による開創という。駐車場から入ると東門から境内に入ります。
中は広い。なにしろ屋島山上はテーブル状の台地なので土地が広々している。
本堂の前を通っていちど山門まで戻り、入り直すことにする。下から登る歩き遍路はまずここに到着する。
仁王像。彫刻的にはなかなかの優れもの。しかし補修跡が痛々しい。
仁王門の軒の出がすごいね。
次にもう一つの門をくぐる。四天王像が入っている。
ブロンズの小型のもので東大寺戒壇院の写し。
朱塗りの本堂。大きい。本尊の木造千手観音坐像(重要文化財)は隣の鉄筋コンクリート造の「屋島寺宝物館」(有料500円)に収蔵されているらしい。
大師堂。今日は団体遍路がたくさん来ていたが、いないときを見計らってサッと撮った。
で、納経所は順番待ち(´Д` )。
駐車場に戻り土産物屋を観察。ここはイイダコのおでんが有名なのだが、それをうどんに仕上げたメニューが。どこでも寺まわりの旧観光地は寂れまくっている。昔は他に行く所がなかったということもあるんだろうね。屋島のホテルはつぶれて廃墟になった建物もある。
有料道路は行きも帰りも同じ道である。途中で古戦場の湾が見渡せる止まり場がある。
歩き遍路が次に目指す札所「八栗寺」はこの岩峰の付け根にある。白く削れた山肌は有名な庵治石の掘削跡である。今も掘り続けられており、山の形が徐々に変わっている。イサム・ノグチは晩年この山の麓で制作した(現在、アトリエ跡は「イサム・ノグチ庭園美術館」として公開している)。
記念印は屋島の姿と那須与一の弓引き像だった。
ご詠歌/あづさ弓やしまの宮に詣でつつ祈りをかけて勇むもののふ
今回は般若心経を写経し、本堂へ納経してみた。
コピー用紙に筆ペンで書いています。
写経けっこう好きかも♬