最近は仕事机の背中に箱火鉢を置いて、このような体勢でデスク仕事をやっている。左から、ピカソのイス、箱火鉢、ミニテーブル。ピカソのイスには網かごの炭入れ。箱火鉢には鉄瓶にお湯。
カテゴリー: 火鉢・行火
マンバとヒラタケ
マンバという野菜は野沢菜や高菜にもにて、アブラナ科なのであるが、讃岐独特のもので、イリコや油揚げ・豆腐と炊き合わせる「マンバのけんちゃん」がとても美味しい。この料理、食欲減退するほどのルックスの悪さだが(笑)、自分で作るとすこぶる旨い話は以前何度か書いた。
このマンバ、五日市のノラボウのように、葉を食べ終えた後の春先のわき芽もうまくて便利な野菜らしいので、以前からぜひ栽培してみたいと思っていた。ところが、ホームセンターでこの苗を見たことがない。
というわけでハチの師匠の所に苗を貰いに行った。ようやく分けていただけるほどの大きさに育ったのだそうだ。マンバはかなり強くて根付きがいいそうだ。さすが地元のネイティブ野菜である。
火鉢とヒバコの使い方
箱火鉢のサイズは内寸250×250mm。外寸は308×380mm。最小にして手あぶりには最適のサイズ。中央に浅い穴を掘ったらそこに炭を入れる。このとき、細かい炭や粉炭があったらそれを使うのがいい。かなり長持し、暖かさが持続する。
火鉢こたつ/ヒバコ誕生
火鉢は自作アイランドテーブルのわきに置いて使うことが多いのだけど、これを現代のイス暮らしで快適に性能増幅させるアイデアを思いつた。
コレである♫ 火鉢の上に小さな脚長コタツを置いてしまうのだ。足も膝もあったか~。小さな燠炭の熱源なのにメチャ暖まる。
火鉢でパンを焼くとき
以前、河原でキャンプしたとき、東京から来た客人が「焚き火で何でもできるんですねぇ」と感心していた。それを、私は家の中でもやっているわけだ。
火鉢を見ると思い出すのは母方の祖父の家で育てられたときの記憶である。カマドや火鉢を使っていた最後の時代に私は遭遇することができた。
祖父は食パンを大事そうに火鉢でこんがり焼き、バターの銀紙をはいで焼き目の余熱で上手に塗るのだった。また、近くの高校の庭にあるイチョウの銀杏を拾ってきては、火鉢で焼いて食べていた。
叔母たちはそんなことが「貧乏臭くて嫌だった」と述懐するのだが、私はそんなことが大好きな少年だった。