ホウレンソウの味


近所に住む林家のKさんがカキを採りにきた。僕らが取りきれない高い位置にあるものを、木登りして、竹の先端を割ったもので次々と採っていく。やっぱり山暮らしの年期がちがう。カキの木は折れやすい。枯れた枝には絶対に乗らないこと。奥さんからお礼にダイコンとホウレンソウをもらった。ダイコンは僕らも作っているのだが、上の畑は全体に成長が悪い。Kさんの畑のものはかなり大きい。しかしホウレンソウの味は僕らのほうが勝っていた。

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カーテンウォール/囲炉裏の下窓


今日はのんびりしよう、と思っていたが、改装途中の囲炉裏部屋が気になって仕方がない。掃除を繰り返し、廃材を材料に棚を直したりした。まだ大工仕事に慣れないので時間を食う。それにしても囲炉裏部屋の下窓は正解だった。これで空間の雰囲気ががらりと変わった。古民家は囲炉裏でいぶされ壁・天井・柱が黒くなって、どうしても暗くなってしまう。

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ライブのプログラム


朝10時に出発。ななくさへ。11:30、15:00のライブはY先生らのご友人が多数いらしてどちらも満席。フリーのお客さんは立ち見(というか下は素足式の床なので座り見)の人もいた。午後はアトリエをお借りしている大家さん夫妻も来てくださった。

Y先生は僕らの変貌ぶりに驚くよりも、時々とちる僕のギターの下手さや、声や音域の不安定な相方の歌にハラハラしていたようだった。それでも他の方々には、歌は大変好評であった。また2階のアートスペースもかなりウケていたようだ。芳名帳にはたくさんの感想寄せ書きをいただいた。

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囲炉裏部屋に光の矢が


囲炉裏の奥の壁は、備え付けの戸棚になっていたのだが、前住人はこれに石膏ボードをかぶせて壁にしていたのだった。アトリエに来た当初、僕らはこの壁の外側に回ると戸棚らしき出っ張りがあることに気づき、ここに封印されているものがある気がして、この壁を外してしまうことにしたのだ。バールでその石膏ボードを剥がしていくと、黒く燻された戸棚が現れた。中は空だった。そして底板は抜けていて地面が見えた。

ここはおそらく神棚か仏壇が安置されていた場所に思える。囲炉裏の正面でもあり主人が座る位置の背に当たる重要な位置だ。開封してから今までは、そこはとりあえず布などをかけてごまかしていたのだが、囲炉裏ができて、いよいよ改装のときがきた。

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囲炉裏は最強の炉なのだ


「おきりこみ」は翌朝の汁がしみ込んでドロドロになった煮返しが旨い、と聞いていたが、ううむ、たしかに旨い。ほとんどクリームシチューだ。囲炉裏4日目。煙は慣れているけど、灰の飛びがこれほどとは思わなかった。マメに掃除が必要だ。しかし、囲炉裏は薪を超ローコストに使う最も優れた方法であるとの確信を持った。

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