森のこと(2)/まちがった植林事業


ああ、また始まった・・・・┌┤´д`├┐。

「植林事業、広葉樹も仲間入り 林野庁、強い森づくりへ」

スギやヒノキなど針葉樹だけの植林を戦後の森づくりの中心としてきた林野庁が、カシ類やシイ、タブ、クリ、コナラなどの広葉樹も混植する事業に乗り出した。

「鎮守の森」に代表されるその土地本来の植生を再現することで、災害に強く、地域経済にも貢献する森づくりを目指す。広島県呉市の国有林で6月、第1弾が植樹された。

植樹されたのは呉市川尻町の野路山国有林の0.65ヘクタール。標高770メートルで、台風で荒廃した場所だ。現場では、宮脇昭・横浜国大名誉教授(81)が林野庁職員らを指導していた。(アサヒコム2009年7月11日

タイトルだけ見ると、いかにも環境に良さそうな雰囲気が漂う。しかし、奥山をさんざん破壊して膨大な単一植林を推進させたあと、それを放り出して土砂崩壊を招いている。そのツケの決着もつけぬまま、たった0.65ヘクタールのお手盛り植林美談で逃げる林野庁。それをさらに美談化する大新聞。そして壇上にはあの宮脇昭大センセイ。

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Eと八幡


昨年の秋、アトリエの山の空に、奇妙な飛行機雲をたくさん見た。いや、アトリエだけではなく、群馬や埼玉の小旅行の中でも、しょっちゅうそんな「異常雲」を見ていた。普通、飛行機雲は、暖かいエンジン排気が急冷されて氷の結晶になるもので、空に軌跡を描いた後、すぐに消えてしまう。ところがこのところ、長々と消えない飛行機雲様がよく見られるのだ。

これは、水蒸気ではなく飛行機から何か物質を散布していると考えられる。かなり前から「ケムトレイル」という異常雲の話は聞いていた。日本の上空をワガもの顔に飛べるのは自衛隊か米軍ということになるが、何者かが大規模にある物質(粒子)を空中散布しているというのである。

その雲はやがて広がっていき、地上に非常に細かい粒子が降りてくる。この秋はまるで春の黄砂のような不思議な景色をよく見たものだった。上空は秋晴れなのに、地上近く(いやかなり上の方まで)モヤっているのである。

普通、霧がかかるときは湿っぽくて、地面や車の車体や傘が濡れるものだが、そのモヤは乾燥している。上空は晴れているのに、アトリエの対岸の山が煙っている。自然をずっと観察してきた者には不思議な光景なのだ。春ならともかく、秋にこんなこがあるのだろうか。

ここ数ヶ月で、「ケムトレイル」という単語をネット検索するとかなりヒットするようになった。昨今の危うい異常気象、新ウィルスの跋扈、スギ花粉、電磁波異常、そんなところとこのケムトレイルは関係アリ、と言う人もいる。全国的、いや地球規模の散布らしいのである。

元旦の午前中、上空をみると散布雲の広がりが広い帯を描き、太陽のまわりに傘がみられる。飛行機の音も頻繁に聞かれる。ともあれ、僕がアトリエの庭から昨年撮った、異常雲ーケムトレイルと思われる写真の一部をアップする。

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高崎のE、ふるさとの森???


まずは今日の『毎日新聞』全国版記事をごらん下さい。

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筑波山の森林再生、霞ヶ浦の水質浄化を目指す広葉樹植林。約200人の市民が2000本の植林(一人あたり10本)。すばらしい活動のように思えるが、その面積は400平方メートル、すなわち0.04ha=120坪=0.4反。1haの1/25の面積。よくよく計算してみると、たったの20m四方という区画である。

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僕にとって「魂の森」とは


同居人の相方の直感はかなかなスルドイ。鶴ヶ島の講演前に図書館で『魂の森を行け』を借りてきて読み、「なんだこりゃ!」「これウソだよ~」とか一人言をつぶやきつつ(かなり辛そうであった)、宮脇氏の誤謬に瞬時に気付いたようだった。
http://wind.ap.teacup.com/yamakaze/123.html

人は権威に弱い。肩書きに弱い。日本人はとくにそうだ。これみよがしのハッタリにだまされる(しかし、本物はハッタリなどかまさないものだ)。それより、なぜこのような人が世の中にメジャーに登場してくるのか? ということを考えなければいけない。

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宮脇昭氏と供に


今日は埼玉県の鶴ヶ島市で講演。前日からプロジェクターで映す資料を作ったり忙しかった。その仕事が全部終わらず、早朝起きて残りをやろうと思って窓を見ると雪(!) 慌てて早めにアトリエを出る。国道に下りると雨に近いみぞれになって、ほっとする。「つるがしま里山サポートクラブ」の招きで、今回はNPO法人設立記念講演というふれこみで横浜国大名誉教授の宮脇昭氏をトリに、僕はその前座で「人工林の現状とその解決策としての鋸谷式間伐の話を」という依頼だった。場所はこの市民グループを支援しているパイオニア総合研究所の一室で。

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