野菜と井戸と


いい天気になった。庭でチビカマ君で焚き火して、コーヒーを入れつつ読書。その後、畑に出る。豆の残りをまき、草刈りを少し。

小さな手鎌で野菜の周囲の草を刈る。それと水路の土手の草も。手鎌で刈るのは楽しい、昆虫やミミズやクモたちが間近に見える。これがエンジンカッターの場合、刈る場所が視界から離れているので、地を這う虫など観察できない。手鎌ならチョウなども逃げない。かたわらに花と戯れるチョウを見ながら作業するのは、楽しいものだ。

そして、手鎌は選択的に切れるのがいい。残したい雑草があれば、刈り残して成長や開花を観察したり、有用植物があれば(たとえばユリ類とか)意識的に残すことができる。エンジンカッターだとすべて切り刻んで、後は芝生状の緑になるだけだ、切り刻まれた虫の残骸を残して・・・。

さて、今日の収穫でサラダ。バジルは収穫したものをオリーブオイルに漬けておいたもの。フェンネルは井戸の横に一株植えてあるので、いつでも採れる。ここ桐生の梅田はキュウリの産地なのだけど、市販のキュウリは農薬づけである。だから、どんなに貧弱であろうとも、畑のもぎたてのキュウリの味にはかなわない。

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大石動かし


桐生に来て初めてのライブを無事こなしてほっとしたのもつかの間、本業の締め切りがあって翌日は深夜まで仕事。今日も早朝から起き出してパソコンに向かう。しかし、光ネットのおかげでデータが素早く送れるのでストレスがないのがありがたい。

さて、がちゃぽんで復活した井戸であるが、毎日のようにいろいろ使って楽しんでいる。数日使わないと味に金っけが出るようだが、くみ出し続ければ味はまた戻る。冷たいし美味しいし、こんないいことはない。とくに風呂上がりに庭に出て井戸水でばしゃばしゃに濡らしたタオルで汗を拭うときの気持ちよさったらない。食器洗いや洗濯にも重宝している。

ここ梅田では井戸はどの家にもあるようだが、みな電動ポンプで、中にはポンプが故障したたま井戸は使わなくなった、という家もあるようだ。電動ポンプはとても壊れやすく、部品や修理代も高い。それで井戸から縁遠くなってしまうらしい。なんともばかばかしいではないか。

手こぎ井戸なら今は塩ビ管が安く売っていて、自分で修理できるのだから。電動ポンプはそうはいかないのだ。そしてごちゃごちゃと配管があったり配線やアースがあったりして煩わしい。手漕ぎのがちゃぽんの選択は大正解であったのだ。

近所のKさんから枝豆を貰ったのでチビカマで茹で茹で中。がちゃぽんとチビカマ、現在「忍木菟屋」最強コンビのツーショットなのだ。

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チビカマとガチャポン


忍木菟屋のトイレは汲み取りで、近所の人たちと同じ周期でやってもらうと便利なので、それで近所の係のおばあさんHさんがが訪ねて来てくれた。畑のダイコンやキュウリを持参で。しばらく世間話する。その後、昨日カミナリで待避したオーディオ狂のIさんが「カミナリ豪雨で花が倒れちゃったからあげるよ」と、切り花を持ってきてくれた。ここ桐生では、土日は社交場と化すのであった。こうして、周囲の状況がいろいろわかってくる。

花を花瓶に生けた。それを格子戸越しに見る。格子戸すばらしいな。いままで実感としてわからなかったが、これも日本の木の文化の最高峰だな。

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手こぎ井戸(ガチャポン)完成


昨日は市役所から取材がきた。市のホームページで借りた家だったので、その感想などを聞きたいとのこと。パンフレットに載せたいと写真を撮っていった。今日は午後から新聞社の取材がある。スローライフの実践者の連載モノだそうで、ギターを弾いている写真が撮りたいらしいので、糸繰り工場跡の一角を掃除して弾き語りコーナーをつくる。ここはなかなかいい音がする。とくにギターのベース音の響きがいい。難点は県道に面しているので、ときおり車の音がすること。

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そして手配していた「手こぎ井戸ポンプ(ガチャポン)」が到着していたので、今日は据え付けをしようと思っていたのだ。裏庭に浅井戸があって蓋がしてある。電動ポンプの配管があるのだが、ポンプが故障していたのでそれは撤去して、手こぎポンプをつけてしまおうというのである。

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